劇場公開日 2020年1月17日

  • 予告編を見る

「【暑苦しいが情に厚い大工の棟梁、少し空回りしながらも”家族”のために奮闘する。】」太陽の家 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【暑苦しいが情に厚い大工の棟梁、少し空回りしながらも”家族”のために奮闘する。】

2020年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 偶然知り合った保険営業の池田芽衣(広末涼子)の息子を演じた”登り龍”龍生を演じた潤浩(ゆんほ というお名前にびっくり、演技にもびっくり。)の、冒頭の内向的なおどおどした姿から、大工の棟梁、川崎信吾(長渕剛)と出会い、色々な経験をして逞しくなっていく姿が観ていて、嬉しい。

 長渕さんのナルシスティックなシーンには”しょうがないなあ”と思いながらも、”直球の感涙ストーリー”に思いっきりはまっていく・・。
 (周囲からも、涙している音が漏れ聞こえてくる・・。)

 これだけ熱い漢だったら在り得るかなあ、と思わせる長渕さんのコミカル要素も絡ませた暑苦しい演技も(何度もすいません・・)、”直球の感涙ストーリー”には合っている・・。

 でも、川崎家で一番熱いのは、棟梁の奥さん(飯島直子)ではないかな。一番おっかないのも、奥さんである。川崎家の”基礎”であるのは、間違いない。

 瑛太が流石の演技で脇を固め、”娘”かんな(大工の娘でかんなって・・。)を演じた山口まゆさんも熱演である。

<”太陽の家”の前で、信吾が、ある理由で芽衣と別れた夫を龍生に”お前の父親だ”と伝えた時の、
”頼りないように見えるが、頑張り屋なんだよ・・・。”
という台詞を「順子」を歌っていたころの若き長渕さんの姿とダブらせてしまった私である。>

NOBU