劇場公開日 2019年11月8日

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「無情な白い大地。」残された者 北の極地 レプリカントさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0無情な白い大地。

2020年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

極寒の地にただ一人とり残された男。圧倒的な自然の驚異の下、恐ろしいまでの静かなトーンで苛酷なサバイバルが繰り広げられる、といっても本作はさほど派手な演出はなく、ただひたすら極寒の地で淡々と生き延びようとする男の姿が描かれている。
サバイバルものとしてはキャストアウェイやレヴェナントに匹敵する秀作だと思う。むしろ、なかなか希望の見えない絶望的な展開は二作品以上かも。
とにかく主人公にこれでもかと苦難が訪れ、いい加減勘弁してやってくれと見ている方が根をあげそうになる。
どちらかというとエンタメ性は低く、重い内容だが、どんな逆境にもへこたれない不屈の闘志を胸に秘めた主人公を演じたミケルセンはまさにはまり役であった。

レプリカント
NOBUさんのコメント
2022年4月6日

今晩は
 今作は、個人的には虚飾性を削ぎ落としたサバイバル映画の秀作だと思っています。マッツ・ミケルセンがサングラスをかけていないとか(普通、雪山でサングラスか高所ではオーバーグラスをしていないと、雪盲になって、とんでもないことになります。)突っ込みどころはありましたが、(それだと、マッツの表情が見えなくなってしまう・・)元山男としては見応えがある作品で、劇場鑑賞後少し経ちますが、良く覚えている映画です。
 北欧の至宝をこれでもか!というくらい堪能した作品でもありました。では。

NOBU
KEIさんのコメント
2022年4月6日

多くの作品に共感頂き有難うございます。とても嬉しく思います。本当にこの映画はこちらが苦しくなるほど、苦難の連続でしたね。

KEI