劇場公開日 2019年8月16日

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「ドイツから見た日本?ちょっと難しい」命みじかし、恋せよ乙女 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ドイツから見た日本?ちょっと難しい

2019年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

樹木希林目当てで鑑賞。
ちなみに樹木希林は最後の20分くらいしか出ません。でももちろん重要な役。
アルコール依存症
家族の関係
心の病と幻覚
性同一性障害
など、テーマは重い。
前半は難しい。特に幻覚が出てくると、現実なのか、過去の思い出なのか、幻覚なのか分からないので混乱する。

後半はそれらモヤがが少しずつ晴れる感じで最後は良かった。

あとは映像も綺麗で、精神世界との対比がよかった。

ドイツ人から見た日本のオリエンタルでミステリアスな部分が色々と散りばめられているので、日本好きの西洋人には良いかも。
黒髪の女性や東京の街やお祭りなど。
日本人はいろいろと気になってしまう。

あと、「ゆう」がもっと少女だったら、妖艶さと切なさがプラスされたかな。西洋人から見ると少女なのかもしれないけど、日本人から見ると少女とも乙女にも見えない。

ただ、主人公の痛みみたいなものも理解出来たし、「ゆう」のキャラクターや正体に惹き付けられる部分もあった。

なんとも独特な雰囲気の映画で評価が難しい。

最後に、最近マニアックで他ではなかなか観られない映画を上映してくれるUSシネマ千葉ニュータウンに感謝。

だるまん