この街と私のレビュー・感想・評価

上原さんの表情が良いんですよね。
それだけで映画を成立させていると言っても過言じゃないくらい。

監督が元々ＡＤ経験が有るみたいなんで、ＡＤの仕事って実際こんな感じなんでしょうね。

それでね、上原さん演じた美希は、やる気が無いわけではないんですよね。
余裕が無くなるくらいの忙しさと、センスのズレに自分を押し込められている感じかな。
なので、最後も凄く成長したって感じでもないの。
なんだけど、この時の上原さんの表情が輝いて見えるから、成長物語として、しっかり楽しめるんですよね。

それと、後から調べて驚いたのが彼氏役の佐野さん、『浜の朝日のうそつきどもと』のあの彼氏なんですね。

新人ADの辛さ楽しさを上手く混ぜ加えたコメディ作品でした。ADになりたい方は必須の作品のように思います。柴又の雰囲気がとても作品とマッチしており、キャストの表情がとても魅力的に表現されていましたね。

葛飾区の取材をするTV番組のADの話。

何の為に？を考えず言われたことをやるだけではいかんよね。
そういう意味では成長したのか？ただの思いつきの様にも…。

ラストがメインですかね。
3本目の中盤まで残念でしたが、盛り返しましたね！

上原さん、頑張りました。