任侠学園のレビュー・感想・評価
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人情話
面白かった。
面白かった、だけじゃなく感動した。
空々しい金言の数々なも、立場が変われば心にも届く。是非、地上波で放送するだけの度量を見せて欲しいと思った。
いわゆる幻想とも言える「任侠」の話だ。アウトローな面々が織りなす人情話がホロリとさせる。今まで観てきた西島さんのどの作品よりも、今作の西島さんは大好きだ。人の良さが伺えたりする。
エンディングから想像するに、これまでの西島氏をいかに崩すかを命題として掲げてたようにも推測する。
阿岐元組の皆様はナイスなキャスティングだった。
特にやっぱり西田敏行さん…凄い。
元々、西田さんを観たくて行ったので、大満足!深淵の如き深さを醸し出す。
コメディな側面を外す事なく、やくざの背骨をがっちり壊さなかった。
フロントラインが何をやろうと、組員っていう立場を与えてくれる。こんなに心強い後ろ盾はないんじゃなかろうか…。
見事な仕事だった。
一昔前の日本では当たり前だった事を、当たり前のように語る。
悪い事をしたら謝る、とか。
ありがとうと伝える、とか。
アウトローの美学と言うのだろうか…そんなものもありはするのだが、人に向き合い、信頼し信頼してもらう。そんなプロセスがジワリと染みる。
事あるごとに、やくざとしての側面を匂わすのも、随分と粋である。
いやぁ、でもやっぱり頭っから最後まで、西田敏行さんだったなぁー。
この映画的にも親父だと思える。
なにやら続編の構想もあるらしい。
今度は温泉宿なのだとか。
「嘘八百」にしても「任侠学園」にしても、寅さんの穴を埋めようしてるようにも思え、男はつらいよシリーズには日本人の良心がいっぱい詰まってたのかと想いを馳せる。
曲がり曲がった価値観を、ぐぐぐっと矯正する存在とでも言うのだろうか…その3作に郷愁にも似た感情を抱く。
観れて良かった。
この時代に提示した意味は十分にあった。
神戸の教師が教師を虐めるような時代である。自らの行動がどれほどカッコ悪い事か、小さい器であるのか…ハタと立ち止まり振り返るキッカケになり得る。
そんな心意気を作品から感じたりする。
時代の風潮にはそぐわず暴対法なんかもあって、モラルの塊りのような面々は揃ってNOを突きつけるのだろうが、待ってほしい。
今の世代が蔑ろにしてきたモノがいっぱい詰まってて、それこそが今の時代をも救えるヒントになるんじゃないかと思える。
本当にいい人は悪い人をいい人にする人
上映終了間近。急いで劇場へ向かった。
見に来てよかった!本当に心の底から面白いと思えた
人の為になり、絶対にカタギには手を出さないのだが
無愛想で、商店街の人以外には笑顔で接せれない。
次々現れる悪人。手を出さないが、しっかり更生させ明日には善人になっている。
全員キャラが濃ゆくて見応え抜群。
飽きることなく最後までずっと楽しめた。
挑戦して1歩でも踏み出すことができたら、それは挑戦の意味があった。何もしないこととは世界が違う
最高の映画。ドラマ化を願います
期待以上に面白い
ストーリー的には興味なかった。予告編を観てて面白そうだったし、西島秀俊だから、観に行った。でも、観に行って良かった。
任侠がネタになってるけど、これ、完全にコメディー。
阿岐本組 掟 三箇条
一、カタギには手を出さない
一、勝負は正々堂々と
一、出されたものは残さず食べる
ヤクザらしからぬ掟。カタギに手を上げそうになると、西島秀俊が「阿岐本組 掟 一つ」と声をかけると、みんなが「カタギには手を出さない」と答える。もう、終始、笑ってました。学園モノの要素もあって、最近のガキが更生していく様は、ちょっと涙ポロリ。いやぁ…面白かった。
ラストに、今度は、温泉宿の再建だって言ってたから、次回作「任侠温泉」を見てみたい。
ほっこりコメディ
ヤクザが経営不振の高校の建て直しに協力することになった話。
義理と人情に熱い組員が、やる気の全くない高校生を段々と立ち直らせていく段階は、ほっこりさせられるコメディ満載で、観ていて大変楽しい映画でした。
自分の町にも居たらいいと思えるような、愛すべきヤクザさんたちのお話です
西田敏行がヤクザ親分だというので鑑賞。
「任侠ヤクザの人情噺」
最近なかなかこういう作品に出会えなくなった気がします。
というか、
似たような作品って、何かありましたっけ
と遠い目モードで脳内検索。
もっとも脳内の蓄積データがそんなに多くないので
検索結果に該当無し。(ダメですね)
意外とこの手の作品、そんなに無いのでしょうか。
演技の上手い役者さんが脇を固めているので場面が締まっていて、
随所に笑いのあるエンターテイメント作品でした。
満足。
原作があるんですね。
読んでみたくなりました。
※似た感じの作品を思い出しながら
TVシリーズの「三匹のおっさん」が頭に浮かびました。
勧善懲悪の人情噺。
ヤクザ物では無いですが、こちらも好きな作品です。
以下、印象に残った会話
「私はね、最低限の事はやっているつもりだ」
「最低限? 最高の仕事をしてくださいよ」
追記です
エンディングでNG集が。なにかこう懐かしい感じ。
ジャッキー・チェン作品を思い出しました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
純粋に楽しめる、お薦めです。
これ、CMでもあまり見かけないので、知らない人が多いのではないかと思うぐらい、ランキングが上がりませんが、純粋に楽しめます。
役者もいい味出していますが、やっぱり西田さんには随所にアドリブだろうと思われるところがあって、面白い!西島さんもいい味出してました。伊藤さんとの掛け合いは「シチューの宣伝かよ!」と思うぐらいです。うちの妻も、誘ったときは半信半疑でしたが、見終わってからは原作を読みあさってます。ぜひ続編が見たい!
単純に面白い⭐︎
記憶にございません とどっちを見ようかなと思って迷った結果こっちを見ましたが、こっちで正解でした!
最初の印象は西田敏行に中尾彬‥アウトレイジかよ!
とか思って見てました。
西島秀俊のヤクザの役がヘタではないんでしょうけど、初めは慣れませんでした。観ていたら段々と入っていけて良かったんですが。
生瀬勝久が出ているからでしょうか。ごくせんとどうしても被ってしまいます。それでもいいと思います。
小説は全く読んでないし、話もほとんど知りませんでしたが、捨てシーンはないと思います。随所に小ネタ、笑いもあり、クスクスなってしまいます。
あと西田敏行やっぱりヤクザの演技上手すぎです!
威圧感があるし、そこだけ本物のヤクザ映画みたいでした。
少し残念だったのは、葵わかなちゃんが高校生に見えなかった。20歳くらいなんでしょうけど、だいぶ上に見えますね。陽だまりの彼女のときは可愛かったんだけどなー
GTY
有名作家原作の任侠シリーズ?なんですね。西島秀俊だ〜と思って観に行きました。面白おかしく楽しい映画でした。
今時の子供らしい、トゲトゲしい触れるもの皆傷つける少女や、冷めた目で物事を見てる子や、ちょっと集団になったらニヤニヤする奴らに勝手にイライラしてたんですが、阿岐本流の指導のおかげで、ちゃっかり、こちらまで心清らかにしていただきました。
特別飛び抜けた展開になる訳でもないけれど、安心して気持ちよく最初から最後まで観られる映画でした。
野球部顧問の先生、怪しい行動するから意識してたのにただの良い人でした笑
グレートティーチャーヤクザ。
邦画かくあるべし
昭和平成令和、時代が変わっても良いものはずっと良い。日本人の好きな典型、テンプレとも言うが。
コミカルとシリアスのバランスがとても良い。
なにより三ヶ条が非常に良い。
一つ、堅気には手を出さない。
二つ、勝負は正々堂々。
三つ、出されたものは残さず食べる。
これが、作品のテーマ。
実に分かりやすい。実に好ましい。
くすりと笑い、楽しめる娯楽映画
あちらこちらに、ギャグ満載で、安心して楽しめる優しい映画でした。
家族と、友達と、誰と観ても安心して観られるとおもいます。西田敏行さん、西島秀俊さんの魅力満載の映画です。
桜井ひなこさんが、最初から優等生に見えなくて、「この子、いかにも悪そうですけど!」と心の中で終始つっこみっぱなしでした。
任侠道のゴリ押しが面白い
作品としては学園の再生と極道一家という異質の組み合わせによるダイナミズムをバネにしたコメディである。現代の価値観に対抗して任侠道をゴリ押ししていくのが面白い。ときに応じて唱和する「阿岐本組三か条」が傑作だ。
一応西島秀俊が演じた日村が主役だが、人情家で実はちゃっかりしている阿岐本親分を演じた西田敏行を存分に楽しめる作品である。本人がいないところでも日村が語る親分のエピソードに昔のテレビコマーシャルのセリフが出てきて笑える。主題歌は阿久悠作詞の「また逢う日まで」で、これを西田敏行が歌う。上手いのはもちろん、歌声に味がある。
伊藤淳史は脇役をやらせると物語が引き立つ。本作品でも斥候のような役柄で物語を先に進めていく。中尾彬のスーツは如何にもヤクザのスーツという感じで堂に入っている。伊丹十三監督の「ミンボーの女」でも迫力のあるヤクザを演じていて、本作品では往年の武闘派という印象だ。もう少し活躍してもよかった。若手では、葵わかながいい。この人も達者な脇役になるだろう。岡山の奇跡でデビューした桜井日奈子はいまひとつ。光石研が上手に演じた小日向の存在が作品を立体的にしている。
ところどころ笑える楽しい作品である。その上いくつかのシーンは不思議に心に残る。演出と撮影が秀逸だからだと思う。同じスタッフで続編が観たい気がする。
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