劇場公開日 2019年4月12日

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「テーマが面白いけれど…」魂のゆくえ 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5テーマが面白いけれど…

2022年2月17日
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悲しい

知的

難しい

環境破壊と宗教というのが私には新鮮で、ストーリーの展開もおもしろく、トラーの渋い表情にも魅せられる。
でも、終盤に近づくにつれ、トラーの顔はじっくり映しだされなくなるし、日記は途中からどうかなっちゃうし、ということで、彼の心理が今ひとつわかりにくかった。

メアリーでストップがかけられてよかったとは思う。それは人間らしい側面とも言えて、悪くない落ちだと思う。
メアリーとは魂がつながっているというような特別な関係で、彼女への愛情が理詰めで出した計画の価値を凌駕した、というようなことだろうか。
私にはいまいちそのあたりがわかりにくくて、繊細で悩める牧師さんが、途中からプッツンして頭どうかなっちゃった男に豹変した、という少し残念なお話に見えがちだった。

あま・おと