「ノスタルジック映画! 2016年の過ちを繰り返さないために?」ゴーストバスターズ アフターライフ Paula Smithyさんの映画レビュー(感想・評価)
ノスタルジック映画! 2016年の過ちを繰り返さないために?
Dr. Peter Venkman: Hi, Pete Venkman from the home office.
And you are?
Callie: Callie. Callie Spengler.
Dr. Peter Venkman: Spengler?
Weird name, good luck with that.
ゴーストトラップ、PKE メーター、59年式キャデラック「スーペリアー」の霊柩車エクトモービル、そして最後にはゴーストバスターズでは欠かせないどこに飛ぶか気が気でない原子力銃プロトンパック... これこそ、どこを切っても元祖『ゴーストバスターズ』
そして、そしてレイ・パーカー・ジュニアの♪I ain't afraid of no ghostにのって...
母子家庭といういつものハリウッド流の家族愛のステレオタイプな描き方はどうかと思うけれども可笑しなおじさんたちからティーンに主役をシフトすることでファミリーの温かさやおじいちゃんと母親の関係など話に彩りができ、しかも若さからかEcto-1ガンナーシートなんて実際には関連する漫画シリーズで使われていたけど、元の実写では使われていないのにこの映画『ゴーストバスターズ アフターライフ』では彼らの活躍のジッピーさに加わるようにスレッドに弾みもつけている。
1984年の第一作『ゴーストバスターズ』のオマージュぶりは過去に登場した武器や装置をそのまま登場させ、フィルムスコアも現代の曲と80年代の前作に出てきたような冒険活劇には欠かせない曲作りとなっている。
Dr. Peter Venkman: I believe that everything happens for a reason.
Call it fate... call it luck... call it karma... アーカイブス映像より... 最後にはサプライズもあり中身の濃い今年を締めくくるにはちょうど良い塩梅の映画となっていた。
ただ残念なのがハロルド・レイミスは病死の為に、そしてリック・モラニスも妻を亡くしてから子供たちの為に仕事をセイブしているので出演はかなわなかった。