「目に見えているものを救え、手の届くものを守れ。」劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song フリントさんの映画レビュー(感想・評価)

目に見えているものを救え、手の届くものを守れ。

2021年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

妹を助けて、姉に助けられる話

ビデオマスター版、桜の咲く季節に公開したかったとのポスター宣伝を目にして、どんなものかと。

フェイトは最初期のアニメ版しか見たことが無いのでなんとなくの知識しかないけれど、なんでも戦闘シーンが凄いとの事で鑑賞してみました。
三部作最後の作品で前2作は見てないから脳内補完がなかなかきつかったけれどなんとか物語にはついていけました。
さすがのUFOテーブル制作でクオリティが途轍もなく高い。
期待していた戦闘シーンはホントに鳥肌が立ちましたね。
これでもかってほどカッコいいを詰め込んだ感じ、見慣れた戦闘表現もさらに磨き上げられてるし、見たことない新な表現もみれました。

ちょっと前に「ロシャオヘイ戦記」が動きと戦闘シーンが凄いよって言われて、見てみたけれど戦闘シーンであまり感動は無かった。
何というか見慣れた戦闘ばかりだし上から目線かも知れないが「やっと追いついたか」って感じでした。いや「ついにここまで来たか」って感想の方が正しいかな。
中国製アニメのクオリティの高さに危機感を覚えたけれど、「劇場版 Fate/stay night 3」を見てちょっと安心した。
日本のアニメーターさん達のセンスと技術は進歩し続けてると実感。

シリーズでちゃんと見てたら物語としても感動できたろうなと後悔しつつ、fateシリーズを追ってみようかなと思いました。
エンディング見ながらタイプムーンってここまで来たんだなーってしみじみ感じた。
エロゲーからのスタートで人気を博し、今やソーシャルゲームでトップの売り上げを誇るまでになってるのは感慨深い。
たった4人で始めた同人サークルがここまで上り詰めたのは凄い事だし、夢のある話ですよね。

仕事と映画で日々を過ごしている自分も、何かしらの創作で有名になれるかもって夢をもたせてもらいました。
鑑賞後に桜を見たくなったのは言うまでもありません。この時期に見れてよかった。

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劇中セリフより

「お前と私の目的が一致したにすぎない」

強敵ほど味方になると心強い者は居ないけれど、同盟破棄のタイミングは重要。
そもそも敵なのだから心を許してはいけない。
自分が仲間だと思ってい居ても相手が同じ考えだとは限らないのだから。

フリント