パピヨンのレビュー・感想・評価
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オリジナル版と…
比較すると映像も綺麗で明るいし、とても見易い。その分、オリジナル版では俳優の顔や囚人服も泥なのか汗なのかで汚く、刑務所も暗く、もっと汚いイメージがあっただけに劣悪な環境で過酷な気がした。ゴキブリのシーンももっとあったし、絶望する位長く感じた。オリジナル版はそれだけに脱出への執念深さみたいのを感じたが、リメイク版ではそれでもドガのために戻る友情を深く描いている気がした。なぜ、それほどまでに助けるんだろう。ラストになって、ドガがここに残ると言ったのは、いつも自分が足手まといになり、パピヨンに迷惑が掛かる、今度こそ捕まったら、パピヨンの命は無いと思ったからだと思う。リメイク版では南の島で暮らすシーンなど無駄を削ぎ落とし、脱獄後も描かれるなど、分かりやすかった。
人生を狂わされた男の話
冤罪で収監された刑務所。
その刑務所が地獄の様な所で、生きるか死ぬかのサバイバルゲームの様な状態。
そこで知り合ったメンバーを脱獄を試みる話。
何度も失敗し、絶望の中、彼の生きたいという気持ちが伝わって来た。
フランス政府で強制労働で殺された囚人は相当数に登る。
描かれた人物も実在するし、お話も真実。
死んでもチャレンジをやめない!を描き切った。
マックイーンとホフマンのパピヨンをリメイクしようという試みは、かつてヘップバーンのローマの休日や黒澤の用心棒をカバーしようとした試みと同じで、元作がいかに傑作であるかを証明するだけの駄作に終わるのが定説だが。この作品はリメイクに成功している数少ない作品と言える。元作のいいところは忠実に再現し、時代的にまどろっこしい点や、矛盾点は解消している。さらに、名優2人に負けないように迫真の演技を見せた主人公2人も素晴らしい。前作のパピヨンを未鑑賞で本作をレヴューする輩は無知蒙昧のひとこと。
1973年版とどうしても比べてしまう
スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの2人が演じた演技が強烈に印象に残っているので、どうしてもリメイク版は泥臭さが減って綺麗に見えてしまった。
でも初めて観る人にはこれで十分なのかもしれないけど。
あとはなんと言ってもあの有名な映画音楽が無かったのは残念でならない。
リメイク🦋パピヨン
スティーブ・マックイーンのパピヨンも良かったけれど、リメイク版の方が好みかな!
最初に金庫破りとしての華やかな様子が描かれていたり、最後の自伝を出版するあたり経緯が描かれていて(少しだけれど)面白かった。特に無くても構わないシーンは省かれて(島での原住民との生活)時間的にも丁度良く、観やすかった!
それにしても、生きてたどり着けるかも分からない、そのまま漂流して死ぬかもしれない、それでも脱獄する、もう執念、意地、凄まじいデス❗️
独房って、どの程度耐えられるのでしょうか?
無実の罪で植民地の牢獄に収監された主人公が、必死に脱獄を試みる物語。
スティーブ・マックイーン主演の映画のリメイクのようですね。オリジナルは未鑑賞です。
思いのほか、リアルでシリアスな展開に圧倒されました。
牢獄の惨たらしさ、独房の恐怖、人間の性(さが)と汚らしさ、そして人の生命力。
それらが巧みに、そして強烈に映し出されていました。
脱獄シーンの緊迫感もしっかりとあり、また、ラストシーンの海の青さも強烈で、非常に良い印象を持ちました。
ただ、個人的にややマイナスに評価したのは、「汚らしすぎた」こと。トイレや吐しゃ物、汚らしいスープ等を見せられると、辟易した気分になってしまいます。それだけリアルに描いているともいえるのですが・・・
何故、リメイクしたのだろう?
スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンが印象的だったオリジナルを、チャーリー・ハナムとラミ・マレックでリメイク、面白いのだが、脳内ではオリジナルが浮かび上がってきた。
この話の一番は、最後の自由へのダイビングで、今回も気持ちがよかった。
2ヶ月ぶりに映画館に行ってみた。
やったーやったーやったーまん❗️
映画館に行き始めてから永い年月が経ちました。皆様もでしょうが私はこの二カ月映画館に行っていません。映画館がある事は当たり前では無かったのです。
そして、やっと、やっとです。都内でも上映を開始する劇場が出てきました。しかし上映スケジュールは遅れに遅れ、ラインナップは三月末と一緒。殆ど観てるよ。
はい。行きましたよ。新宿に。いや新型コロナウィルスの中心地です。ある意味ドキドキですよ。
新宿三丁目が近いのですが新宿駅から行きました。地下街は流石に気が引けるので地上からです。小田急から思い出横丁を通ってガードをくぐり三丁目に。思い出横丁は相変わらず戦後だね。昭和20年代だよ。元は闇市。
新宿シネマート。初めてだよ。目的の映画は「タクシー運転手 約束は海を越える」だ。皆様の評価が高いしね。しかしだ!いきなりだ!変えた!観る映画をだ!何故か?
訳を聞こうじゃねえか。訳を。
「 パピヨン」さて皆様聞いて下さい。入場料なんですがいくらだと思いますか?四択にしますか。
1 0円
2 10円
3 50円
4 100円
シンキングタイム!正解は・・・
1の0円です‼️
無料ですよ!無料!奥さん観ないと損しますよ❗️
いやね我々はただほど高い物はないって分かってますって。最終的に羽毛布団を買わされてしまいますよ。
いえいえ、そんな事はごさまいません。シネマートさんの心意気です。凄いね〜
よっ、ふともも‼️
太っ腹だよ!しかもしんちゃんのパクリ。
客は約50人。リアル貧乏人の行列だ❗️今時なんで前後左右は空席だ。おやおやカップルが来たよ。私の斜め前。くっついていないね。ちゃんと離れているね。いわば・・・
星空のソーシャルディスタンス❗️
500マイルは離れてね!
遠すぎるんじゃあ❗️
シネマートさん、ありがとう😊今後も面白そうな映画が目白押しだよ!韓国映画、インド映画、また行くよ!絶対!
さて相変わらずの無駄な枕が終わりました。この先はおまけです。
私は正直1973年版は観ていません。だからこの映画の感想しか言えません。
主人公のパピヨン(チャーリー・ハナム)は金庫破りです。しかし殺人はしません。罪を押し付けられフランスから南米の植民地に送られます。 地獄絵図。軽すぎる命。パピヨンはルイ・ドガ(ラミ・マレック)と一緒に自由を渇望し脱獄を企てます。しかし事は簡単に進みません。何回も失敗します。しかし・・・
面白かった。ドキドキした。実話ベースってのも凄いですね。脱獄って最高。私も脱獄しようかな。いや入った事ないけど。
皆様いつもありがとうございます。
豚もおだてりゃ木に登ります。
読んで頂き感謝感激雨あられでございます。
史実をもりもりに盛った、濃厚なBL映画。
1973年に製作された同名映画のリメイク。
濡れ衣を着せられ、流刑の地へと流された男「パピヨン」と、偽札偽造の罪で収監された男ルイ・ドガとの友情を軸に描かれるブロマンス脱獄映画。
パピヨンの相棒ルイ・ドガを演じるのは『ナイト ミュージアム』シリーズや『ショート・ターム』の、後のオスカー俳優ラミ・マレック。
ちなみに1973年版のオリジナルと、映画の元になった原作小説は未読です。
まず映画の冒頭で「この物語は史実に基づいている」と説明されますが、どうやらかなーーーり脚色されている様です。
詳しく史実を調べたわけではないですが、ルイ・ドガは実在の人物ではあるがパピヨンと脱獄を企てたことはない様子。
おそらく刑務所の中での出来事や、脱獄の手順などもかなり映画的に改変されているのでしょう。
まぁ、史実を基に映画を作る場合、大胆に改変すること自体はまったく問題ないと思いますし、それで映画が面白くなるならどんどんやるべきだと思います。
ただ、前述した様な映画の冒頭での説明や、映画のエンドロールの前の「ギアナの流刑地には8万人が送られ、多くは帰ってこなかった…」云々といった解説で分かる様に、この映画は囚人の人権を無視した悲惨な歴史があったということを強調しています。それならもっと史実に基づく物語にすべきなのでは?
まぁ、そうすると「パピヨン」のリメイクの意味がなくなりますが…
映画の内容はなかなか面白かったです。
主演の2人は素晴らしい演技を披露しており、パピヨンの豪傑感や、ルイの小心者感が非常によく出ていた。
この2人の関係は、もはや友情を超えて純愛にまで到達している。はっきり言ってこの映画はこの2人のラブストーリーです。
どんなに窮地に陥っても決して絶望せず、ひたすら現状を打開する策を練るパピヨンの姿にはやはり感動する。
とにかく漢気のある人物で、特に友情を深めるきっかけも無かったのにも拘らず、ルイを全身全霊をかけて守ろうとする。
非常に魅力的なキャラクターなので、彼の活躍が観たくてどんどん映画にのめり込んでしまう。
脱獄方法などはちょっーと説明不足というか、リアリティに欠けるというか…
2度目の脱獄の時、ボートをどうやって調達したのかよくわからん。
それと3人目と4人目の仲間の影が薄い。4人目に至ってはそこら辺にいた奴をなんとなくスカウトしただけ。
あの脱獄がサスペンス的な盛り上がりの頂点なのだから、もっとチームものとしての面白さが欲しかった。
パピヨンが懲役房に2年間閉じ込められていた間に、ルイがどのように振る舞って所長の信頼を得たのかも描くべきだと思いました。
あとは悪魔島とかいう謎の流刑地。あそこの展開いるか?
なんかよくわからない謎の島で監視官もいないし、なんなのあそこ?
脱獄映画に於いて、溜まりに溜まったフラストレーションを最後に爆発させるということが一番大事だと思うのですが、そこが無かったのが残念。
全体的に起伏に乏しく、のペーっとした映画という印象。
決してクオリティが低いわけではないし、結構楽しめたのだが、この題材ならもっと爽快感が欲しかった。
オリジナル版を観てるか否かで評価が変わる
原作小説と最初の映画版の脚本をエッセンスしたとあって、原作にあってオリジナル版では省かれた描写を活かしたり、オリジナル版の設定をそのままトレースしたりと、工夫を凝らした印象。
原作では中盤でいなくなってしまうドガを、オリジナル版と同じく重要キャラにしたのは、やっぱりオリジナル版の脚本を手がけたダルトン・トランボのメッセージは外せないからだろう。
刑務所の地獄描写はオリジナル版よりアップしてるかな、といった感じ。
パピヨンが独房に入れられる件は、発狂ぶりが凄まじかったオリジナル版のS・マックイーンとは対照的に、C・ハナム演じるリメイクではひたすら静寂。
細かい点でのオリジナル版との変更を嫌がる輩もいるだろうけど、リメイクにはリメイクなりの見せ方というものもある。
ちょっと『ミッドナイト・エクスプレス』や『ショーシャンクの空に』っぽいシーンもあるが、個人的には及第点をあげてもいいリメイクだと思う。
というか、原作も未読でオリジナル版も未見な人向けのリメイク、と言った方がいいかも。
私たちがこの作品の語り手
予告を観てからずっと楽しみにしていた作品。
これはリメイクなんですね、前作を知らないまま観たので、全てが新鮮でした。
舞台は1930年代なので、飛行機もないし、脱走するにもメカニックなものが何もない時代。
受刑者への圧力が見ていてこちらが苦しくなる数々に、
作り物と解っていても、120分がとてつもなく長く感じる時間でした。
オスカー俳優ラミ・マレックの、繊細で、腹が据わった演技に心打たれ、
脱走のたびに今度こそと祈るような気持ちで見届けた一部始終に、
ああ、私たちがこの作品の語り手にさせられたと苦笑しました。
空の青さ、海の青さに、感動しながら、
胸に刻まれたパピヨンが飛び立つのを楽しみました。
チャーリーハナム
イケメンやぁ、、
ラミマレック、牢獄、なんとなくゲイが頭をよぎる、、
いや、内容はとても良かったです。
リメイク前は気になってはいたけど見たことなくて、先日のテッドバンディの映画の中でパピヨンの話がでていたので思い出してこのリメイク作をレンタルしました。
だいたい、過酷な牢獄からの脱獄物なんてつまらなくはなりにくいわけで、面白いわけで。
これが実話?かなり脚色してそうだがそれはそれ。
何回脱獄失敗してんだー!とそのたびに独房入り。
最後の島は看守はおらんの?
ラストのドガの決断、男達の友情を超えた言葉のいらない表情にガツンときました。
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