劇場公開日 2019年6月21日

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「設定は悪くないのに内容ががらんどうになってしまった作品」きみと、波にのれたら あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5設定は悪くないのに内容ががらんどうになってしまった作品

2022年6月15日
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鑑賞方法:VOD

この作品において、海の事故で命を落とした彼氏の港が水中でだけはヒロインのひな子が二人の思い出の歌を口ずさめば再会することができる、という設定自体は悪くないと思います。
見進めるうちに感動する人もいるのかもしれません。
しかし個人的には設定以外の内容が非常に疎かになってしまった印象を受けました。
ファンタジーであることはそもそもアニメーションはファンタジーの宝庫でもあるので問題ではありません。
内容が「死んだ彼が水の中だけで生き返っている」こと以外空っぽな事が問題なんです。
しかもヒロインはドジすぎてイライラする点が多いです。笑
あとこの作品は声優陣が豪華ですよね。
片寄涼太さんは普段お芝居も拝見したこともあり好感もありますしGENERATIONSさんも楽曲は好きなので彼らには何の罪もありませんが、作品においてGENERATIONSさんの楽曲が強く押し出されすぎていてこの曲がなければ作品が成り立たなくなっているせいか、制作側が面白いアニメを制作しようとしたのではなく、あくまでGENERATIONSさん忖度で生まれた作品に感じてしまうのです。
酷評が多かったので気になってはいましたが、映像美も内容も両方イマイチだったので、ここ近年観たアニメ作品では残念な作品でした。

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あおねる