劇場公開日 2019年2月22日

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ビール・ストリートの恋人たちのレビュー・感想・評価

全89件中、81~89件目を表示

4.0"ティッシュ&ファニー"

2019年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

悲観的にはしない、愛こそが唯一の抵抗。

二人の子供の頃が、バスタブで無邪気に遊ぶ可愛らしい姿に涙が出そうになった。

あの悪徳警官は「デトロイト」の警官ラと変わらない暴挙に、何ラ変化も反省もない白人の人種差別の怖さが終わることはなく。

人を愛して愛される素晴らしさ、それだけで強く明るく生きられる。

だって、暗く重い気持ちのまま泣いてばかりいて嘆いているだけなんてそれこそ悔しいだけだ。

原作者のことも、時代背景も、人種差別の問題も自分なりに理解した上で、観終わった後はショッキングな展開もあるけれど清々しい気持ちも残しつつ、、、。

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万年 東一

3.0ビールストリートが語りかけるもの

2019年2月23日
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41.ムーンライトと同様、真正面から描く純愛に清々しさを覚える。ビールストリートを冠したタイトルの通り、音楽がキマっている

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movie

4.0とても良い映画

2019年2月23日
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鑑賞方法:映画館

現在も続くアメリカにおける黒人差別を、70年代のある恋愛物語を通して描き、そして糾弾する。原作は、James Baldwin"If Beale Street Could Talk"。

昨年観たドキュメント映画『わたしはあなたのニグロではない』において、黒人差別について語るBaldwinの怒りは、凄まじかった。

この映画の根底にあるのは、そうした"怒り"なんだろう…

この映画は美しい恋愛物語でもあるが、そのテーマはかなり重たい。

今年観るべき1本だろう。

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stoneage

3.5ムーンライトっぽさを何となく思い出した

2019年2月23日
iPhoneアプリから投稿

マイノリティが強く生きるというテーマ、人物アップ+音楽の感じとかもムーンライト見たなーとなんとなく思い出させてくれた作品。若者のセックスシーンをあんなに生々しく映し出しているのや、孫ができたのに義理娘をあれだけdisれるいかれた母が出てくるシーンもとても新鮮に感じた(ファニー一家の女方はその後どうしてるんだろう・・)。
結局何もいい事は怒ってないけど、主役達が強く生き過ぎてそれはそれでハッピーなんだろう。第三者としてはモヤモヤ。。好きか好きじゃないかで言えば好きじゃない部類だけどいい映画とは思います。

ムーンライトと言えばトランプ大統領就任直後のアカデミー賞作品賞の表彰で間違った発表後にやっぱムーンライト!ってのを思い出す。

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なつお

5.0美しい映像と音楽

2019年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

ムーンライトを観たときに音楽、映像がとても良くて、
この監督の新作!と思い初日に観ました。
物語の辛い部分ばかり強調した映画だったらどうしようかと思いましたが、お互いの愛する気持ちがよく表現されて素晴らしい映画でした。

洋題の「if beale street could talk」
「ビールストリートが話せたら。」にグッときます。

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モンモンボンボン

5.0過酷な運命に翻弄される二人を優しく見つめるドラマ

2019年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

舞台は1970年代のニューヨーク。幼馴染から恋人同士となった22歳のファニーと19歳のティーシュ。2人は古い倉庫ビルの一角を改装して一緒に暮らすことを決めて喜んでいた矢先、ファニーは身に覚えのないレイプ容疑で逮捕されてしまう。ファニーを信じて彼の無実を証明しようと奔走するティーシュだったがある日妊娠していることを知る。

ファニーとティーシュが少しずつ心を通わせていく様を優しく見つめる物語とファニーの無実を証明しようと家族ぐるみで奮闘する物語を併行して描写する構成。2人を引き裂くことになる事件そのものは直接的には描写されず、運命に翻弄されながらもなお毅然と現実に立ち向かう2人、そして懸命に彼らを支える家族と優しく見守る友人達の姿を優しく見つめる作品。2017年のオスカー作品賞に輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督は激しい人種差別を背景にした物語をあくまで柔らかい色調の映像で描写していて全編とにかく美しい。劇伴はスローなジャズがメイン、新鋭のキキ・レイン演じるティーシュがあどけない少女から妻として母として逞しく成長していく姿に寄り添うように奏でられます。

娘であるティーシュを優しく支えながら、自らもファニーの為に奔走する母シャロンを演じるレジーナ・キングの演技も見事でオスカー助演女優賞ノミネートも納得の貫禄。出番は僅かながらデイヴ・フランコ、エド・スクライン、ディエゴ・ルナが印象的な演技で脇を固めていることもあって地味な作品ながら深い印象を残す作品となっています。

原作はジェームズ・ボールドウィンの『ビールストリートに口あらば』。なんとなく聞き覚えのあるタイトルだったのでググったところ、同じ原作をマルセイユに舞台を移して描いたフランス映画『幼なじみ』があることを知りました。もう20年以上前の映画ですがいつか観てみたいです。

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よね

4.0愛の強さ

2019年2月16日
iPhoneアプリから投稿

美しく強く初々しい二人のシーン。
そして家族愛。
醜い人種差別に押し潰されても、
その価値や輝きは滅びない。
人間にとって、何が正しくて大切なのかを示してくれる作品。

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tyz

5.0誇りを失わず生きることの美しさ

2019年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

今年のアカデミー賞で脚色賞、助演女優賞、作曲賞の3部門にノミネートされている作品

「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督の作品
前作の雰囲気そのままに
知的で、力強くて、美しい映画だった

1970年代のハーレムで生活するティッシュ(キキ・レイン)とファニー(ステファン・ジェームズ)
幼い頃から友人同士だった彼らは、大人になると愛し合うようになる

やがて二人は、将来について考えるようになるが、そんな幸せの絶頂にいる彼らを地獄へ突き落とすような事件が起きてしまう

ファニーは22歳、ティッシュは19歳
そんな若い二人に、次から次へと試練がやってくるのだ

ファニーは身に覚えのないことで逮捕され、挙げ句の果てに刑務所に収監されてしまう
そして、その後間もなくティッシュの妊娠が発覚

それがもしも自分の身に起きたらと考えたら、絶望的な気持ちになってしまう

しかし、この映画のティッシュとファニーは、絶望的な状況でも、希望を失わず、常に毅然としている
その強さが美しくていい

そんな彼らの姿を観ていると
とても悲しいことだけど
「人種差別を受けるのは当たり前」で、それは生まれついた運命として受け入れているように見える

その上で、たとえ尊厳を傷つけられても、人間としての誇りを最後まで失わずに生きている

その強さが美しいのだ

ビール・ストリートとは、音楽の街メンフィスのメインストリートの名前だという

その通りでは、多くのジャズミュージシャンが生まれてきた

ビール・ストリートは、そこで、多くの偉大なる黒人アーティストの誕生を長い間見守ってきたのだ

もしも、そんなビール・ストリートが、ティッシュとファニーを観たら、何と声をかけるだろうか

彼らは、どんなに尊厳を傷つけられても屈しない生き方を誇りにするべきだ

この映画は、昨年のアカデミー賞で話題になった「スリービルボード」にも、通じるところがある

つまり、1970年代も、現代も、人を人種によって判断する差別主義者が存在するということ

しかし、そんな人間に負けることなく、誇りを失わずに毅然として生きることの美しさを感じる作品だった

本当に素晴らしい映画なので、ぜひ、多くの人に観て欲しい作品

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とえ

3.5美しい映像と深い闇

2019年1月20日
Androidアプリから投稿

主人公二人のピュアさ・映像美・ムーディーな音楽が、厳しい世界を生きる恋人達の悲しみを盛り上げます。美しい雰囲気が良い感じの作品。でも物語が問題視するテーマには深ーい闇が感じられます。

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とも朕