劇場公開日 2019年3月1日

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「大人向きの子供用作品的な映画。光の表現は上手い。」映画ドラえもん のび太の月面探査記 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大人向きの子供用作品的な映画。光の表現は上手い。

2022年12月17日
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難しい

内容は、タイトルそのままの月でもし兎が🐇居たらと言う仮説を定説にするバッチを付け月に兎の王国と環境を作る話。そして同時に月に住んでいる生命体に出会い別れを通じて友情を育み想像力を信じる事の大切さを伝えてる作品。印象に残った台詞は『想像力は未来だ。人への思いやりだ。想像を諦めた時に破壊が生まれるんだ!』ドラえもんの最後の決戦の火蓋を切る時の台詞。この作品で伝えたかった事が、ジョン・レノンの『イマジン』の様に聞こえて来そうでした。印象的な場面は、やはり月面の空気のない状況での冷たそうな太陽光や月光に照らされる決戦前夜の其々の顔や場面がカッコよくて今までにない精神年齢の高さを感じました。『月震?!』『地球見風呂🌏』などの気の利いた表現も楽しかったと思いますが、子供には少し難しいかもなぁと言う懸念は残ります。個人的には静香ちゃんが月面でバッチを付け外して絶体絶命のピンチを助かるヒントを得る場面では、何故死なないの?!と仮説か定説か現実か区別出来なくなり残念に感じました。月には非常に興味もあるので個人的には楽しかったです。全体として、永遠の命への視点・エネルギー問題・友情・想像力等と云う盛りだくさんな内容をテンポ早く綺麗な三幕構成で、あの量の脚本(250P)を良く2時間に纏めたなぁと感心しました。

コバヤシマル