劇場公開日 2019年8月10日

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「ニューヨークの片隅で音楽文化を支える人々」カーマイン・ストリート・ギター ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ニューヨークの片隅で音楽文化を支える人々

2019年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ニューヨークの片隅の小さなギターショップ「カーマイン・ストリート・ギター 」の1週間を体験する。

そこでは、ミュージシャン達が入れ替わり現れては、ショップの個性的なギターを奏でていく。

ちょっとしたメンテナンスや消耗品の交換も普通に受ける。

オーナーは、古い建物で材料の古材をもらい受け、それでハンドメイドのギターを作る。

貯金もなく、決して儲かる仕事ではないが、好きの情熱で、なんとかなると音楽を支えるショップの人々。

登場するミュージシャン達も、皆さん自然体で音楽を奏でて、なんと魅力的なのだろう。

カメラは、ほとんど動かず、ナレーションもなく会話だけで静かに進行するし、劇中の音楽、店に来たミュージシャンが弾くギター音だけだが、とても豊かでシンプルなライブに遭遇した気分。

ショップと同じ小さな作品ですが、心地よく楽しめます。

しかし配役にあるカーク・ダグラスは俳優ではなくて、ヒップホップバントの「ザ・ルーツ」のギタリストのキャプテン" カーク・ダグラスでした。映画.comのデータはいい加減だなぁ。

ミラーズ