劇場公開日 2019年11月22日

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「ゆるさの中にもピリリと辛い」テルアビブ・オン・ファイア mikyoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ゆるさの中にもピリリと辛い

2019年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

翻訳すると「燃えあがるテレアビブ」みたいな題名の昼ドラのシナリオを巡って、パレスチナ・イスラエル問題をあつかうゆるコメディ。

死んだ人が生き返ったり、物語があっちこっちいったり、視聴率がよければ結構なんでもありなソープオペラのシナリオ(主に誰と誰がつっくつか)をどうするかで、そもそも脚本家ではないバイトだかインターンだかの立場のサラムが、もっと焦った方がいいんじゃないのか?と思われる展開の中、むしろ昔から気になってたマリアムとのデートの約束の方に慌てるストーリー。

ドラマは大人気で、メインは男2、女1のよろめきドラマ。母、奥さん、妹もファンなイスラエルの検問所のオフィサーも登場人物の名前と人間関係を知ってる。パレスチナで昼ドラ制作というのが少々もう面白い。

単なるネタかと思うことに実は深い意味があったり、問題は明確だったりこっそりだったりいろいろ散りばめられていて(有名なガザの防御壁も出てくる)、ストーリーも現状に向き合うこととなる。どうすればいいのか。自分には解答は出せなかった。

登場人物が皆つっこみどろこ満載なので、心の中でお気に入りのツッコミの人に常時ツッコミを入れらせるような映画だった。後缶詰でもいいから美味しいハムスが食べたくなる。

mikyo