劇場公開日 2019年11月22日

テルアビブ・オン・ファイアのレビュー・感想・評価

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3.5不謹慎ギリギリを攻めた気概に拍手

2019年11月30日
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笑いの良し悪しを図るのはとても難しいけれど、決してコメディとしの精度が高いとは感じない。もっとハネていいアイデアだと思うし、パレスチナ問題という難しいモチーフをよくぞここまで!という褒め方も、ちょっと下駄を履かせている気がしなくもない。ただ、ある種、身も蓋もないオチの乱暴さと居直りは完全に予想を超えていて、いささかマジメすぎるコメディという全体の印象をひっくり返すほどに、テーマに対する作り手の覚悟と本気が見えてきた。回りくどい言い方になってしまったが、現実の重みに屁をくらわすような痛快作ですよ、これは。

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バッハ。

4.5パレスチナ・イスラエル問題を喜劇に昇華させた天才技

AuVisさん
2019年11月29日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

かつての東西ベルリンや南北ベトナム、そして現在の朝鮮半島のように、かつてひとつの国・地域だった土地が政治的軍事的な事情や外国勢力の介入によって分断される悲劇。イスラエルでもまた、政治・軍事で優勢なユダヤ人が分離壁を作ってアラブ系のパレスチナ人を押し込めている状況が半世紀も続いている。それほど根深く深刻なパレスチナ問題を、皮肉とユーモアをたっぷりまぶしたコメディで描く映画が登場したことに驚嘆する。

イスラエル近代史に明るくなくても十分楽しめる。ドラマ制作スタッフのパレスチナ人主人公と検問所のイスラエル軍司令官の奇妙な交流、そして劇中ドラマでは1967年のテルアビブでイスラエルの将軍に接近するパレスチナ女スパイの活動と恋?が描かれ、この複雑な状況を楽しみながら学べるようにできているから。ラストは「こんな終わらせ方があったか!」と驚き、また爆笑して、希望を感じ取ることができるはずだ。

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AuVis

4.0【何時まで戦っている積り?。パレスチナ問題をコメディータッチで描く、異色作。】

NOBUさん
2020年1月18日
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鑑賞方法:映画館

 1967年の中東戦争終盤期を舞台にした、アラブとイスラエルのスパイ合戦をTV番組にした”劇中劇:テルアビブ・オン・ファイア”を絶妙に絡ませ、物語は進む。

 ユダヤのコシェル認証や、”フムス”など普通、見聞きしない単語が頻発するが、しっかり見ていれば大丈夫。

 只、オスロ合意を含めて、イスラエルとアラブの歴史は軽く攫っておくと良いと思います。

ー ここから、一部、ネタバレ ー

 ドラマ制作陣(最初、言語翻訳係、色々あって脚本家に昇格)のサラーム君(パレスチナ人)が
 ・検問所のアッシ(イスラエル人)や
 ・上司バッサム(パレスチナ人プロデューサー)
 ・主演女優(ルブナ・アザバル)
 から人気ドラマの脚本について、無理難題を言われ、四苦八苦しながらも、ちゃっかり元カノ、マリアムへのアプローチの言葉を劇の台詞に盛り込む辺り、笑う。
 (別れた理由は、サラーム君の”君といると死海の魚の気持ちになる・・”という言葉:死海に魚いるのかい!と、一人で突っ込む。)

 [無理難題の数々・・]
 特にアッシが面倒である。彼は、家では女性陣に頭が上がらないが、彼女たちが熱心に観ている”テルアビブ・オン・ファイア”のストーリーを知ることで尊敬されようとしている・・。

 ・ラストをイスラエルの将校とパレスチナの女スパイが結婚するようにしろ!(本当は、女スパイがブーケの中に忍ばせた爆弾を破裂させる筈だった。)
 →そんな結末はありえない!と怒る上司、バッサム。
 ・自分の写真をさり気無く写せ!
 ・言うことを聞かないと、IDを取り上げるぞ!で、取り上げられる・・。

 そんな中、彼が放った起死回生のラストとは・・。

<”テルアビブ・オン・ファイア”のパートⅡ放映が決まり、流れたテロップの”そして、まだまだ戦いは続く・・”が、ブラックな笑いを秘めて流れた瞬間、今作の得意な立ち位置が決定した>

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NOBU

3.5物凄く面倒くさ過ぎでは…?

H1DE!さん
2020年1月3日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

基本、映画って舞台になってる国や地域の問題や情勢などを盛り込むってのが鉄板で、この映画もわかるんですが、何か物凄く面倒くさくて…(ーー;)

ん……この演出あーだこーだのやり取りは、互いの国を皮肉ってんだろうけど、駆け引きが退屈過ぎて眠気が…

最後は亡命ってこと??

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H1DE!

4.0まさにシニカル・コメディ・・・だからon fire!

2020年1月1日
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鑑賞方法:映画館

展開がまったりしてるので、切迫していない感じでいるのだが、
その内容はその展開とは異なり、かなりシリアスなものだ。
ストーリー自体はコメディなのだろうが、笑うに笑えない、笑うことを許されるのかがわからない内容が続く。

それぞれの登場人物のキャラを強烈に描くことはそれぞれの人々の出自を色濃く反映させること。
しかし、それはこの地では軋轢を生む。自らIDカードを失った時、かえって、人は自分が何者でもないことに気付くことになるのかもしれない。

人は、いつでもどこでも何者でもない人になることが許されることはない。
-アイデンティティは人の生き方を隷属化する、そのようなことを考えされる映画であろうか。

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critique_0102

3.5よかった

2019年12月25日
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鑑賞方法:映画館
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古泉智浩

3.5文化や民族を超越した面白さもある

kenshuchuさん
2019年12月15日
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鑑賞方法:映画館

脚本を検閲され、言われたとおりに修正していく話といえば「笑の大学」(三谷幸喜演出の舞台で映画化もされた名脚本)を思い出す。無茶苦茶な指示を出されても、それを上回る面白い脚本に仕上げていく話は印象深い。
検問所の役人という強者と言われた通りに直さざるを得ない弱者という構図は同じだが、本作はプロデューサーや他の脚本家、俳優たちからの要望も調整するという荒技が繰り出される。基本板挟みの面白さだ。さらに、パレスチナとイスラエルという民族問題も扱う。
いかんせん中東の民族問題は馴染みがなさすぎる(時代設定の問題もある)。わからないながらも笑える箇所はあってそれなりに楽しめたが、もっと笑いに走れたのか、それともものすごくがんばって笑いにしてたのか。そういう意味で自分にはちゃんとした評価ができない気がした。
ただ、最後の決断はやはり笑えた。文化や民族の違いを超越した面白さなんだなと実感した。

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kenshuchu

4.0好きなタイプ

2019年12月12日
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ものすごい映画って訳でもないんだけど、ほんわかずっといい雰囲気。毎日仕事に行くだけなのに検問所を通らなきゃいけないなんて日本人からしたらとんでもない一大事なのに、なんかほんわか通ったり通れなかったり。面白さを伝えづらいけど面白かったです。

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三毛猫泣太郎

4.0中東情勢の知識がほとんどなくても楽しめる映画。 強引な展開だけど一...

nobbishさん
2019年12月10日
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鑑賞方法:映画館

中東情勢の知識がほとんどなくても楽しめる映画。
強引な展開だけど一気に見終えるスピード感が心地よさを残す作品です。

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nobbish

4.0「君に愛の実のいちじくをあげるよ。」「間違いよ、愛の実はトマト。」

栗太郎さん
2019年12月10日
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鑑賞方法:映画館

敵対するイスラエルとパレスチナ、理解し合えない間柄。それをどう仕掛け、どこまで小ばかにしながら、どう落とし前をつけるのか。国と国、人と人。その舵取り具合が絶妙で、誰も傷付けず、皆が納得する誘導の見事さ。言葉選びも、お国柄なのだろうか。「ああ、死海で釣りをする人ね。死海に魚はいないわ。」に絡むやりとりなんて最高だった。
音楽はロマンチックで情熱的。コメディ一辺倒ではなく、やや政治的でラブロマンチック。
名声を上げると女の態度がガラッと変わるのは、今どきにはちょっと古典的。でもそこが安心できる要素かも。なんかいいもの見たなあって気持ち。おすすめ。

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栗太郎

3.0惜しい

2019年12月9日
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鑑賞方法:映画館

中東の映画にしては珍しくコメディ物。ただ、いかんせん前半が、やや退屈なのとイスラエル・パレスチナ問題を正しく理解していないと面白さも半減するのがマイナスであった。まぁ日本で上映する限り、致し方ない事かもしれないけれど。

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オクやん

4.5思わず「はぁ!?」と笑っちゃうエンタメの新たな凄み

さりーさん
2019年12月9日
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現地で感じる違和感や憤りがそのまま散りばめられながらもコミカルなキャラクターと不謹慎でも笑わせてしまうストーリー。
最後は思わず声を出して笑ってしまった〜。

ライフル持った若いイスラエル兵に睨まれ待ち受けられる検問所はほんと怖い。どこまでも続く圧迫感のある高い分離壁は檻の中のようで叫びたくなりそう。そんな非日常が日常で、でもストーリーで笑わせてしっかりと作品になってて。

いやー、面白かった。どうやって撮影を進めたんだろう。そう想像すると凄みを感じる。

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さりー

4.0もっと攻めて面白く出来ると思うけどこれでいい

morihideさん
2019年12月8日
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社会・占領・分断・軍団などネタになりそうな環境があるので、もっと笑いをとれるコメディになれそう。しかし、そうしたらこのやさしい雰囲気がなくなりそうなので、このままでいい。
厳しい政情をやさしく諷刺し、その中で働く人々を淡々と、面白く描いているのが、この映画の、いいところ。
板挟みになって困っているサラームの表情がいい。
マリアムがかわいくて、サラームと幸せになってもらいたい。

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morihide

3.5ゆるさの中にもピリリと辛い

mikyoさん
2019年12月8日
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鑑賞方法:映画館

翻訳すると「燃えあがるテレアビブ」みたいな題名の昼ドラのシナリオを巡って、パレスチナ・イスラエル問題をあつかうゆるコメディ。

死んだ人が生き返ったり、物語があっちこっちいったり、視聴率がよければ結構なんでもありなソープオペラのシナリオ(主に誰と誰がつっくつか)をどうするかで、そもそも脚本家ではないバイトだかインターンだかの立場のサラムが、もっと焦った方がいいんじゃないのか?と思われる展開の中、むしろ昔から気になってたマリアムとのデートの約束の方に慌てるストーリー。

ドラマは大人気で、メインは男2、女1のよろめきドラマ。母、奥さん、妹もファンなイスラエルの検問所のオフィサーも登場人物の名前と人間関係を知ってる。パレスチナで昼ドラ制作というのが少々もう面白い。

単なるネタかと思うことに実は深い意味があったり、問題は明確だったりこっそりだったりいろいろ散りばめられていて(有名なガザの防御壁も出てくる)、ストーリーも現状に向き合うこととなる。どうすればいいのか。自分には解答は出せなかった。

登場人物が皆つっこみどろこ満載なので、心の中でお気に入りのツッコミの人に常時ツッコミを入れらせるような映画だった。後缶詰でもいいから美味しいハムスが食べたくなる。

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mikyo

3.0残念ながら入り込めず

2019年12月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

ものすごくレビューも高く高評価のようなので楽しみに鑑賞しましたが、個人的な感覚ですがパレスチナ問題はなかなか体感的に理解しにくく日本、韓国、欧米、インド映画とも違った独特の雰囲気に残念ながら途中何度か寝落ちしてしまいました。

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ナカネム

3.5分断の壁が…。

peanutsさん
2019年12月5日
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鑑賞方法:映画館

コメディドラマで笑えるけどブラック。検問場所が生活の必需場所だなんて平和ボケしてる日本ではわからない感覚だよなー、と。いろんな不自由さを全て丸くまとめた展開は笑って終わりで良いのか、なんてちらっと思ったのでした。

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peanuts

5.0複雑なパレスチナ情勢を背景にした爆笑コメディ

よねさん
2019年12月5日
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鑑賞方法:映画館

パレスチナ人のサラムは愛する妻にも愛想を尽かされたダメ男。親戚のコネで人気ドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』の制作現場スタッフとなるが、毎日イスラエルの検問所を通過して自宅から撮影スタジオまで通わなければならない。ある日検問所で職質を受けた際にドラマの脚本を検問所主任のアッシに見つかってしまうが、アッシの妻がドラマの大ファンでアッシはサラムに頼まれてもいないのにあれこれ脚本のネタを提供する。そのネタが大当たりしてサラムは脚本家に抜擢、アッシはどんどん調子に乗ってドラマの進行にあれこれ口を出し始め・・・。

複雑なパレスチナ情勢を背景にしているのにあくまでもホノボノした爆笑コメディ。凡庸なメロドラマが二人の個人的事情を脚本に反映させていくうちに視聴者がドラマに夢中になっていき、そのドラマがサラムとアッシのみならず彼らの周りの人々にも影響を及ぼしていく辺りを実に軽妙に描いていて痛快でした。

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よね

4.0機微な問題をコメディにできる力

andhyphenさん
2019年12月4日
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鑑賞方法:映画館

冒頭からいきなり「それっぽい」感じ全開のメロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」。検問にうっかり引っかかったドラマのヘブライ語指導担当の主人公が、実はドラマの熱烈な視聴者である検問所の司令官に脚本家と勘違いされ、ドラマへのアドバイス(というかダメだし)を受けて...。
主人公は頼りなさ全開の、イスラエル生まれのパレスチナ人。スパイもの、恋愛もの、三角関係というメロドラマの題材は緊張関係にあっても皆に受けるようで、イスラエル人にも大人気の「テルアビブ・オン・ファイア」。司令官も「反ユダヤ的だ!」とか言いながら夢中である。
物語の根幹は、イスラエルからパレスチナからそれぞれの希望のストーリー案を突きつけられて困る主人公が、あちこちぶつかって悩みながらも成長していくさま。そして簡単に「解決」できないパレスチナ問題である。
途中まで完全に司令官アッシの言いなりで物語を作っている主人公サラームが、どんどん自分の言葉を得ていく様子は観ていて爽快だ。しかし自分の言葉を得るということは、結局、全部人の言いなりにはなれないということを意味する。
全体的に緩いテイストで物語は進む。途中から完全に提案が命令になってしまう司令官、1967年という時代を生きてきたおじの思いと主張、なかなか扱いが難しいフランス人女優などなど、あっちを立てればこっちが立たずという格好である。現実も結局そうなので、コメディでありながらリアルを非常に綺麗になぞっているともいえる。
歴史に無頓着に見える主人公サラームにもフムスのトラウマがある。なぜ彼がフムスを嫌うのかが、最後の重要なキーになる。
最後の強引な持って行き方は笑ってしまうが、現在も続く問題においてあの妥協案が結局最前の策なのだろうなあ、とも。誰も傷つけないのは無理でも、現状をとりあえず踏まえて先へ進む。まだ続く物語。
物語を通してぐんぐん成長していく主人公が面白かった。5分と座っていられないところからあそこまで成長するなんて...!強引にも見えるけど、人の成長ってある種の希望だよね。主人公は希望であるのだ。
そしてフムスね。フムス食べたいね。映画館はここでフムスを出せば大流行なのでは...

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andhyphen

4.0深刻な社会問題ほど、笑いを交えて語れるといい

しずるさん
2019年12月4日
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笑える

怖い

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しずる

3.5紛争地帯のヒューマンラブ

2019年12月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

終始爆笑する様な映画ではないが頻繁にクスッとする感じ、うだつ上がらぬ主人公、恋も仕事も少しづつでも前進、最後はドッヒャー!

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褐色の猪
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