劇場公開日 2018年12月15日

「現実の政治情勢を映し出した映画」アンシンカブル 襲来 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0現実の政治情勢を映し出した映画

2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アルツハイマー型認知症に似た症状を発生させる化学兵器を使った大規模テロに見舞われたスウェーデン。人々の恐怖と逃避行、反抗する姿が描かれています。

スウェーデン発のホラーサスペンス。中々面白い設定で、楽しませて頂きました。
得たいの知れないテロに対する不気味さや人々の恐怖、それらが良く描かれているように感じました。

また、一市民の視点が中心ですが、軍隊や閣僚の視点も入れるなどして、映画全体の厚みを増している印象です。
前振りがやや長すぎる印象ですし、最後は尻切れ感が強く、設定が面白いだけに少し残念に感じました。

最後に、名指しこそ避けましたが、ロシアに対する敵愾心があからさまに感じられました。極東の私たちが感じている以上に、北欧の政治情勢は緊迫しているのかもしれません。寂しい限りです。

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よし