劇場公開日 2018年12月1日

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「ツッコみどころは多けれど、まさに因果応報な群像劇。」jam 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ツッコみどころは多けれど、まさに因果応報な群像劇。

2018年12月27日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:主人公達の運命の交錯によって、様々な人間への因果応報が露わになっていく様子に、観ていて思わず考えさせられる。
否:ストーリーはかなり強引で、ツッコみどころが多い。笑わせたいのかシリアスなのか、よく分からない向きもある。

 空虚感を抱えるヒロシや、恋人のために善行に励むタケル、そして復讐に囚われるテツオ。そんな3人の運命が交錯することで、その周りの山下や金城、そして昌子やテツオの母といった人々に対しても、因果応報の報いが押し寄せてくる様が、何ともいえないラストを際立たせています。
 ただ作品そのものの雰囲気としては、笑わせたいのか、それともあくまでもシリアスなシーンなのか、観ていて意図がよく分からないような場面も多いので、正直戸惑いが多いのも事実です。
 ツッコみどころもありすぎるので、あくまでも主人公達の人間ドラマを純粋に楽しみたい、そんな見方がオススメです。

映画コーディネーター・門倉カド