劇場公開日 2019年7月26日

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「最高でした」アルキメデスの大戦 jaikoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高でした

2019年8月5日
iPhoneアプリから投稿

さすが菅田くん、主演で裏切らない映画と予想したけれど、
かなり奥も深い映画でした。
どこまでも真っ直ぐな主人公には、どんな事でも全力で楽しんでとやるこの方には本当にハマり役でした。美しいし。

見終わってずしんと感動しましたね。
今までも特攻隊なんかを映画で観てやはり、玉砕覚悟なんて無駄なことだけど命を捨てて戦う姿勢に日本人の骨太の覚悟を外国に示せた訳で。それが今だって、自分達の誇りとなってもいるし、アメリカにとっても脅威に少なからずなっている。
ただのアジアの小さな国でなく、何かあるぞと。

日本人の自分達は、先人らの命をかけた覚悟と、美しく散るという美学、その歴史の重さ。
その上にいま自分は立って生きていることまた改めて刺さりました。

戦争は殺し合いで、無駄なものと思うけれど、
でもそれを通らなければ、進んでいけなかった。
ただ、生きて、
物乞いや春を売ったり、嘘をついたりして、そうしてでもとにかく生きていくのは大切かもしれないけれど、
それって動物と同じなわけで、悲しい。もたろん殺されても悲しいけど。そう、汚いか美しいかは大事だと思う。
弱肉強食、戦争して殺し合うのも動物と同じだから、
その先の世界を見据えていくには、生きていくのに
誇りとか美学は、人間にとって必要なものなのかも。
単にナルシストというか、酔いしれ、自らを飾るだけのだけの美学でなく、
数字にはズルや嘘がないから、どこから見ても証明できる美しさ、真実はどこまでも浄らかな世界を作り出す。

最初から最後まで、柄本、角替さん親子共演もあって、見応えありました。
菅田くん、こんな重い映画でもしっかり伝えることを届けてくれます。若いのに素晴らしい。

jaiko