劇場公開日 2019年10月11日

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真実のレビュー・感想・評価

全133件中、61~80件目を表示

4.0母と娘の真実

2019年11月4日
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鑑賞方法:映画館

イントロダクションも見ずに、是枝監督がカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュという大女優の映画撮ったっていうんだからこれは観るしかないと思って鑑賞。

実はもっとドロドロしたやつかと思ってたんだけど、そうじゃなくて人の記憶っていい加減だし、覚えていたいこと、信じたいことしか覚えてなかったり、人は皆んな言えないこと隠して生きてるよね
親子だとなおさらだったり、でも周りから見たら分かるじゃん!っていう映画

余韻の残し方がやっぱり良いなぁ
そしてカトリーヌ・ドヌーヴの凄さといったら!
往年の大女優役を見事に演じてて、まだまだ現役だなと

これは是枝監督の撮ったれっきとしたフランス映画

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moto

4.5是枝監督、最高傑作!!(^。^)

2019年11月3日
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鑑賞方法:映画館

奇跡的に良く出来過ぎた脚本とキャスト。
これ以上の組み合わせがあるでしょうか。
しかも自国ではなく外国で。
これを奇跡と呼ばずに、何を奇跡と呼べましょう?
しかし、これ、なぜ特別編集版を
通常版にしなかったのか謎です。
どう考えても後に繋がっているシーンが
カットされており、絶対に特別編集版の方が
分かりやすいし、いいセリフがあります。
DVDにする時は、
特別編集版を通常版にして下さい。m(_ _)m

吹替え版は悪くない出来でしたが、
やっぱりフランス語の響きが素晴らし過ぎて。
字幕で鑑賞出来る方は、ぜひ
特別編集版の字幕をオススメします!
是枝監督、ありがとうございました!
感謝感謝です(^。^)\

P.S.
「真実」? そんなもの大した事じゃないわ。
人の記憶ほど当てにならないものはないのよ。
byファビエンヌ
天国の入り口で何と言うことやら。
何とも憎めない素敵な大女優でした。

真実だけで生きれる人はいないのと同じで
全てが嘘だけの人もいない。
大切なのは、
今、目の前にいる、身近にいる人との
繋がりを大事にすること。
繋がり続けること、たとえ苦手な人であっても。

個人的に「万引き家族」より全然良かったです。
安藤サクラは最高に良かったですが。
今まで「誰も知らない」を一番に思っていましたが、
見終わった時の幸福感から、個人的に
No.1オススメ作品になりました。(^^)
「幻の光」もすごく好きですが。

イーサンは「しあわせの絵の具」、
カトリーヌは「シェルブールの雨傘」
「ロシュフォールの恋人たち」がオススメです。
(^-^)

マノンの低音は素敵でしたね。
次回作に期待です。
勿論、ジュリエットの堅物キャラは、
ハマり過ぎて超素敵でしたよ。

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iwaoz

3.5それぞれの目線

2019年11月3日
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鑑賞方法:映画館

157本目。
最後にどんでん返しでもあるかと思い、構えて観てたんだけどね。
女優、母親、女、一緒の様で違う、それぞれの目線でとったのかなと。
でも何か窮屈さと言うか、監督の思う様な作品になったのかなと、ちょっと疑問に感じる。

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ひで

5.0母と娘の関係は永遠の課題

2019年11月3日
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鑑賞方法:映画館

世代からかヨーロッパ映画、特にフランス映画には漠然とした憧れがありました。フランスには行ったことはないしフランス語はほとんどわからない。でも、季節や街を描きながら心象も描いているところが日本映画の、特に是枝監督と共通するのだと、この映画を鑑賞してつくづく感じました。
仕事を持つ母親と子が、そのときは伝えきれなかった思いが、時が経ち立ち位置が変わることで、少しづつほぐされていき、明らかになっていく。大事なことなのだなと思い知らされた。
でも言葉にしなければ伝わらない。脚本も嘘は書けないし、俳優も技術だけでは伝えることはできない。素敵な映画でした。

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亮

3.0タイトルが効いてくる。

2019年11月3日
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是枝監督らしさもありつつ、フランス映画らしい。主役の母娘の職業が女優と脚本家だからこそ、真実と嘘、虚構と現実というテーマが深みを増す。結局、事実かどうかなんて大事じゃないんじゃないか、という気持ちになった。

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YK

3.5母と子のすれ違い

2019年10月31日
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素晴らしいとまでは言えないけど
のんびりした良い映画だった。
日本人の監督が作ったとは思えないほどフランス映画。

大物女優である母親が隠していた真実とは。
子供の頃の記憶はあてにはならないよ、
悲しかった出来事が強く心に残り大きくなり
楽しかった出来事を消してしまうから

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なる

4.0覆い隠した底にあるもの

2019年10月30日
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知的

幸せ

国民的大女優ファビエンヌと、脚本家の娘リュミール。母の自伝出版祝いに、家族を連れて帰省した娘。母娘のすれ違いや拗れ、嫉妬やプライドなどの感情を、二人を取り囲む人間模様を交えて描き出す。

この作品は、かなり複雑な構造を持つ。
劇中のキーパーソンでありながら、過去の人物として姿は全く表さない、天才女優サラ。リュミールは、母に代わるかの如く愛情注いでくれたサラと比較し、女優業を優先したファビエンヌを責め、ファビエンヌは、母としても女優としても自らを脅かすサラに嫉妬していた。
そのサラの再来と目される若き女優・マノンと、ファビエンヌは新作SF映画で共演する。マノンにサラの面影を重ねる事で、母娘は、サラを介して捻れてしまった自らの感情と向き合う事になる。
また、SF映画でのマノンのキャラクターは、不治の病からくる死を免れる為、ウラシマ効果で時を止め、7年毎に宇宙から戻ってくる母親。年取らぬ母を追い抜いて老いた娘役がファビエンヌ。母に置き去りにされた孤独を演じる事で、ファビエンヌは娘の寂しさに思いを馳せ、リュミールは演じる母を見守る内に、女優の業を貫く母を認めていく。
このように、幾重にも入れ子や象徴の仕掛けを施しながら、物語の筋そのものには何ら難解な所なく、二人の心情やその変化を浮かび上がらせるような、脚本の造りが絶妙である。

核となる女性達、特に、自身そのものであるかのような大女優を演じるカトリーヌ・ドヌーヴの演技は圧巻だが、取り囲む男性陣も各々に味わい深い。娘婿、老執事、女優の元夫、現恋人。感情的になっている女には真っ向から正論をぶつけず、上手に取りなして沈静化を待つ。この話の男性は皆賢者ですな(笑)二人を優しく支える彼らのお陰で、物語が痛々しくなりすぎず、温かい収束を迎えている。

女優と脚本家、虚構を演じる母と、紡ぎ出す娘。物語の中には、それが真実なのか作り物なのか、事実なのか勘違いなのか、嘘なのか本当なのか、判然としないエピソードがいくつも散りばめられている。
人と人、その距離感の、最も近く、最も難儀であろう家族の関係。期待、失望、理想、現実、甘え、厳しさ、愛情、憎悪。
重要なのは、唯一無二の事実を追い求める事だろうか。異なる個体、異なる思いである事を受け入れ、その上で重ねられる景色を手探りし、共に支えて歩むのが、家族の一つの形ではなかろうか。例え少しばかりの虚構や嘘を嗅ぎとっていたとしても、そこに真実は存在し得ないのだろうか。

現代崩壊しかかる家族の形。監督の描き出す新たな家族の姿に、観客もまた、自分なりの模索をし続けるのであろう。

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しずる

5.0しあわせな三角関係

2019年10月30日
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楽しい

幸せ

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ymk

4.0是枝監督がフランスを舞台に描く、セレブ一家のささやかで愛すべき日常

2019年10月28日
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気付いたら終映間近…で、駆け込み鑑賞。前情報を入れ過ぎていたせいか、え!なーんだ、良いじゃないかー!とホクホク、にんまり。大物揃い過ぎるのでは…と敬遠していたドヌーブ、ビノシュ、ホークのアンサンブルがなかなかに絶妙です。久しぶりにサニエちゃんもたっぷり鑑賞でき、脇の方々含め、登場人物全てが愛すべき魅力にあふれていました。是枝監督らしいなあと思う以上に、フランス映画の良心にあふれているなあ…という気持ちに。懐かしくも新鮮な作品でした。
何より、主人公が大物女優、芸能家族の物語、というところがユニーク。是枝作品といえば、市井の人を丁寧にすくい上げて描き出すところに味わいがあり、希林さんもリリーさんも、物語の中ではそこらのおばあちゃん、おっさんにしか見えません。一方、今作。最初は本人にしか見えない人々が、いつしか女優ファビエンヌ、娘で脚本家のリュミエール、その夫でテレビ俳優バンクに。そして、どこまでが嘘(芝居)で、どこまでが真実なのか分からないやり取りが、あれよあれよと繰り広げられます。それぞれの思惑がすれ違い、絡まり合い、ふっと解けて重なって…。映画の中でSF映画を撮る、という大仕掛けの中で、ごくごくささやかでありふれた事柄を描く点に、最後まで軸足を置いているのもさすがです。俳優を主人公にしたことが、仕事で悩む、生き方にふと立ち止まるという、誰にでも通じる心の揺れの描写に効いていました。ファビエンヌが撮影の中で演じることに迷い悩む姿が、日常では良き母良き姉、そして自分らしくあろうと葛藤する姿に連なっていき、我が事のようにハラハラひやひやしてしました(無論、ドヌーブ様とは歳も姿もかけ離れておりますが…)。
一家が前に進み出す姿を、ぐんぐん引いて上空から捉えるエンドロール。至福の時間が終わってしまった…と思ったら、さらに素敵なおまけが。ドヌーブならぬファビエンヌが愛犬を散歩させる長回しに、思わずニンマリしてしまいました。最後の最後まで映画の楽しみは続きます。そして、彼らのその後や描かれなかった物語を日々の中で想う楽しみも、どこまでも続きそうです。

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cma

3.5シャルロットが一番の女優

2019年10月27日
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200.最後に素敵な真実が判明

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movie

4.0ドヌーブを是枝作品で見る奇跡

2019年10月27日
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大女優の母(カトリーヌ・ドヌーブ )が自伝「真実」を出版するのを機に、アメリカで暮らす脚本家の娘 (ジュリエット・ビノシュ)は夫(イーサン・ホーク)と娘を連れフランスに里帰りした。

「真実」には真実が書かれていなかった。

母娘の間にあった誤解(もしくは真実)が本音を交わす中で姿を変え、温かなものへと変わっていく。そう、真実など変えてしまえばいい。

とにかくドヌーブとビノシュの間にある厳しくも心地よい緊張感がたまらん。苦手なはずの「いい話」が何故か抵抗なく入ってきた。

てか、ドヌーブが!

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エロくそチキン

1.0微妙な心の変化を読み取る映画

2019年10月27日
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難しい

冒頭のシーン、木々の葉群が風に揺れている
。葉の1枚1枚が不揃いにそよいでいる様子が人の心の有り様の小さな変化を物語っているが如く、ストーリーも微少な変化こそあれ一見すると淡々と流れていく。他の方のレビューにもあったが、山もなければ谷もない、ほんのちいさなさざ波をカメラに納めている。ここまで静止画に近い是枝作品はあまりみたことがありません。正直、私には全くフィットしない作品であります。

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ちゆう

2.5期待してた訳じゃないけど

2019年10月27日
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悪くはないけど、山もオチもないというか…。なんとなーくダラダラ続いて、緩い上り坂の上でゴールみたいな。
映画評論家の方達が評価するポイントが私にはわからない。

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okuy

2.5女性にお勧めです

2019年10月26日
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女優っていうのは、プライドが高いね 素直になれた作品でした

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評論家レイ

3.5是枝監督

2019年10月26日
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かかわっていらっしゃったんですね!エンドロールで知りました。
シャルロット可愛かったです。
今後の活躍に期待しています。

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かん

2.5彼女を理解するのに、難しい作品

2019年10月25日
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難しい

カトリーヌ・ドヌーヴの女優として大人気であった時代を、私は知らない。彼女が、
如何に美しい女優であった時の彼女も知らない。
映画「母の記憶に」という作品を引き受ける。(この作品のストーリーを間違って理解しているのかもしれない。この作品でのドヌーヴの役名が判らなかったから。)若い時の自分、サラとの日々を回顧しているように描かれている。作品を制作している過程で新進気鋭のマノンと名乗る女優と共演する。そして、ファビエンヌの若き頃のライバルであった「サラ」のことを思い返す。演じることの素晴らしさや女優魂が画面から溢れ出てくる。撮影終了後、ファビエンヌ(ドヌーヴ)とマノンが別れる場面。彼女が一人帰る後ろ姿に亡きライバルであるサラの姿を重ねる所が、ドヌーヴの「ライバルが、もういないという寂しさ」という表情が秀逸というべきか。そこが「真実」という言葉に通づるということか。

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突貫小僧

4.5人は老いるものだが

2019年10月25日
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泣ける

笑える

楽しい

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tomクルー

4.0美しき女優達の、世代を超えた混合

2019年10月24日
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ドヌーブ、是枝監督というだけで作品を見る価値は十分にある。
特筆すべきはマノン・クラヴェルの美しさ。
表情、声はもちろん、階段を登るだけでも
観るものを魅了する存在感がある。

ドヌーブのふとした演技に樹木希林の得体の知れない不気味さを思い出し、
そうか、樹木希林はもう居ないのかと、ジーンとくる。

尺も100分程度で見やすく、良い。

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あつん

4.0いつもの是枝映画にハマるドヌーブが素敵〜

2019年10月23日
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笑える

幸せ

話題の是枝映画、観て来ました。
是枝監督の映画って大体いつも世の中的な大事件は起こらないけど
家族にとっての一大事が描かれていてああ、観ていて毎回、痛い!

私なんか一人で好き勝手暮らしてるから、

親戚が泊まりに来るとかそんなレベルでも一大事だもの。

今回もその感じなんだけど、

そこは大女優の家族の話だから
ちょっと派手なのかな〜?
なんて気がするけど
内容はいつもの是枝映画でしたね。

世界の政治情勢がどんなに厳しくなろうとも
結局、個人にとっての一大事は
家族との揉め事なんですよね〜〜

親子や旦那との関係に
なんとなくわだかまりを感じる方は
ぜひ、ご覧くださいませ。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

カトリーヌ・ドヌーブがね、
やっぱ今でも「いい女」女優なのよね。
吉永小百合みたいに清潔お上品じゃ無くて
ちょっと毒もあって小狡くって、
男を手玉にとるような
「いい女」が
今でもできる女優さんなのよね。

そこが素敵だな〜
最近の作品もちょこちょこ観てたけど、流石ですわ〜

是枝監督も冒険だっただろうけど
ドヌーブにとっても、記憶に残る映画だったのでは〜

映画の中で女優としてドヌーブが出演している劇中映画が
なんか面白そうですっごくそそられました。
これも是枝監督、いつか映画化してくれないかな〜〜

あと、イーサン・ホークが良いなあ〜〜
実は酒癖がイマイチの「社会人」としてはダメ感のある男だけど
娘婿に容赦なく毒舌を吐く義母に対しては色々思う所はあれど
拗ねたり僻んだりせず、大人として振る舞い
奥さんのモヤモヤもそれなりに汲み取って整理してくれたり
なんと言っても子供をいつも全力で愛してくれる良いお父さん。
素敵でした〜〜

@お勧めの鑑賞方法は?
「是枝映画は日常的な内容がメインなので
映画館で集中して観たほうが感動できるかもです。」

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星のナターシャ

3.5メビウスの帯、若しくはマトリョーシカ

2019年10月23日
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楽しい

女優であるカトリーヌ・ドヌーブがファビエンヌという女優を演じる。とても不可思議な世界。当然映画の中で映画を撮影してるわけで、現場ではセットの中にセットがあり、それを外から眺めてる人もいるはず…マトリョーシカみたいだなぁと思った。
面白かったのは、謝る気がないファビエンヌは女優だから脚本があれば演じて謝罪するといい放ったところ。映画の中の話なので、勿論全てが演技なのだが、どこまでが演技でどれが素なのかがわからなくなる…メビウスの帯のようだ。
カトリーヌ・ドヌーブはやはり美しく(役の上だが)少し意地悪でチャーミング。あんな風に人の悪口をサラっと言える人になりたい。ジュリエット・ビノシュは今回は役の上だが見事に精彩に欠け、イーサン・ホークに至っては意味のないダメ男を見事に演じてました。
ひとつ疑問に思ったのは、何故に吹き替え上映があるのか?

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momo8