劇場公開日 2018年10月6日

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「思いがけない良作」LBJ ケネディの意志を継いだ男 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思いがけない良作

2020年3月5日
iPhoneアプリから投稿

一言「視点を変えると、こうなるのね」。

◎よかかった点◎
・ケネディの暗殺事件当日と、LBJ(以下ジョンソン)の政治家としての日々。
この二つが交互に描かれている割に、わかりやすい。

・ケネディ暗殺事件に関する作品って結構見たけど。
いかにしてジョンソンが大統領になったのか、結構引っ張ってるし。
「公民権運動」等、当時の政治背景の描き方もシンプル。

・政治話なので、各キャラクターのセリフがビシバシ決まってて、会話のテンポもいい。
登場場面は少ないものの、ジョンソンの妻のセリフもナイス。
「男がいっぱいいたのにあなたを選んだのは、求婚したからよ」
「この国は、夢を実現する人を求めている」。

・当時(1963年頃)、「副大統領36人のうち、大統領になれたのは10人」。
そういえば副大統領ってほとんど知らないなあ、と今回認識。

△いまいちな点△
・なし。まあ、「ケネディって誰?」だと全く面白くないでしょう。

さすがロブ・ライナー監督(先日見た「記者たち 衝撃と畏怖の真実」も同監督だ!)。
見事なアプローチでした。
思いがけない良作&おススメ作品。

⭐️今日のマーカー・ワード⭐️
「大統領は二人いる。ケネディの大義を受け継ぐ弔い合戦だ」byジョンソン

ゆき@おうちの中の人