劇場公開日 2018年12月28日

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「自分を愛さない者を新たに愛してくれる人はいない」アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 昭和ヒヨコッコ砲さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自分を愛さない者を新たに愛してくれる人はいない

2020年5月25日
PCから投稿

ポッチャリ体型でモデルのような華やかさに憧れる主人公レネーは自分に自信がなく、現状に満足していないのに挑戦を怖がる卑屈でネガティヴな性格。
変わりたいけど変わらないと負のスパイラルの中にいた。
しかし頭を打って一変。
自分のことがスーパーモデルのように細く美しく見えるようになり、実際には変わらない容姿でもポジティヴでコミカルな性格が周囲の視線を変えていくようになる。

「愛しのローズマリー」の亜種。
ものの見方が変わることで周囲が、世界が、自分自身が大きく変化して素敵な人生へとなっていくサクセスコメディ。
痛快なコメディシーンと自分を愛して自信を持つことの大切さを説くメッセージ性はなかなかにグッとくる。

主人公を口説く「こち亀の中川」感出してくるグラント(上司の弟)がほんとイケメンでエロい。
主人公の相手役のイーサンもいい人すぎて惚れる。
一方で主人公はともかくとして、そもそも美醜を全面に押し出した展開なので女性の魅力が画一的なスーパーモデル的な描き方が強くてそんなに印象に残らない。
親友もきっといい人たちなんだろうけど掘り下げが浅いのでイマイチ。
監督って女性なんだろーな、と思ったら女性だった。

昭和ヒヨコッコ砲