劇場公開日 2018年8月31日

  • 予告編を見る

「静かな感動」判決、ふたつの希望 redirさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0静かな感動

2020年5月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

レバノンの街並みや暮らしぶりがわかる貴重な映像、美しい海岸沿いの村や農園戦火のあとそのままのベイルートの街並み。些細な出来事だが偶然のアクシデントではない、不条理で複雑なレバノンの歴史の中で自然に出てしまう小さな行動や一言が大きな騒動になるが、当事者たちは自身の立場を騒動に乗じて誇張したり肥大化させることなく、自身の生き方や考え方の中で解決をはかる、内面の葛藤が社会情勢に左右されないところが、すごい。、法定シーン、立場が違う親子の弁護士、的確な裁判官の発言、ニュース番組で党首が冷静に真摯に、党の喧伝や偏りある主張とは全く異なる立場、目線でトニに語りかける言葉、複雑な政治情勢の中様々な立場の人が暮らありえない虐殺や内戦を経験記憶しているレバノンならではの強いメッセージ。個人の信念。裁判官党首のリーダシップ、今の日本では想像できない。二人の問題が法廷ではないところで二人で解決されていくところも深く人間味を感じる。レバノンで生きるということ。感動。

redir