劇場公開日 2019年2月15日

「渋さが光る」半世界 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0渋さが光る

2020年5月14日
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一言「40前の男三人。なるほどなあ」

◎よかった点◎
・小中生時代の同級生三人。過去があって今があるから、普通だと回想シーンが挿入されそうだけど。
会話や素振りなどで、なんとなく想像させて進むのがいい感じ。
「なぜ故郷に帰ってきたのか」も結構引っ張っていて。
後半は、「あの時のあれか」と膝を打つ箇所が出てくるのもよろし。

・男性俳優人三人も、それぞれに役に染まってましたが。
個人的には絋の妻役・池脇千鶴さんが、田舎の奥さんで母ちゃん役。いいわー👍。

・私が女性だからっていうのもあるのかな。
男三人のベタついていないけど、ちゃんと気にかけている関係。
そして絋の息子のことも、「男として」接しているのがいいなあ。

・阪本順治監督の、オリジナル脚本っていうのもナイス。原作じゃないところがね。

△いまいちな点△
・終盤前まで淡々と物語が進むのが、どうかな。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「(俺たち三人)二等辺三角形じゃなく、正三角形」

ゆき@おうちの中の人