劇場公開日 2018年4月7日

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「【男は"子供を産み、育てる全ての女性に敬服するべき"、と言う当たり前の事を根底に置きながら、人気に陰りが出て来た女優が奮闘し、成長していく姿をコメディタッチで、描き出した作品。】」グッバイ・シングル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【男は"子供を産み、育てる全ての女性に敬服するべき"、と言う当たり前の事を根底に置きながら、人気に陰りが出て来た女優が奮闘し、成長していく姿をコメディタッチで、描き出した作品。】

2020年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

幸せ

◼️男性から観た素直な感想
1. キム・ヘスさん演じる"コ・ジョユン"
人気女優さんが加齢に比例して人気に陰りが出て来る寂しさをコメディタッチで、巧く演じているなあ。(けれど、実際に大変なのだろうなあ・・。)
けれども、そんな自分を支えてくれている人達がいる事を忘れてはいけないなあ。それだけで充分幸せなんだよ。
"絶対に自分を裏切らない子供が欲しい"と医者に行ったら"閉経です・・・"と言われたショックは類推するしかないけれども・・"
序盤は、利己的且つ我が儘な数々の言動に時折イラつく。
2. マ・ドンソクさん演じる"パク・ピョング" どれだけ、善良な人なのよ!ジョユンと幼なじみなのは分かるけれど、尽くすなあ。不安を抱えるダンジ(キム・ヒョンス)も優しく労るし・・・(あの母子手帳に書かれていた言葉。)。
途中から完全にパク=マ・ドンソクとして観ていた・・。友達になろうよ。
3. 愚かしき人々
(1)ダンジを妊娠させた韓国代表になった若手ゴルファー。
君は父親になる資格なし! 男として情けない奴。周囲にいたら蹴り飛ばしてやる!
(2)ダンジの姉と恋人。
君たちは外国に行ったまま、帰って来なくて良し!帰って来ても、又問題を起こすだけだろう。暖かいオーストラリアから、酷寒のシベリアに行って働け!(シベリアの人、すいません。例えです・・・)

-"コ・ジョユン"が、自分の女優人生を捨て、"ダンジ"の処に駆けつけるシーン。(ピョングの社長に電話で話す言葉も良い。)彼女が人として、大きく成長した姿が染みるし、その後の"大家族のシーン"もとても良い。-

〈女性が独りで子を産み、育て上げる大変さを"何気なく"作品の根底に置いている部分が秀逸なコメディ作品であると思います。〉

NOBU