劇場公開日 2018年5月19日

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「華やかなのに切ない人生」ダリダ あまい囁き ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0華やかなのに切ない人生

2018年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

才能があって、美貌もあり、お金にも男にも困らない。
普通の生活がしたいという、普通の人間からしたら贅沢過ぎる悩みを亡くなるまで持ち続けていたなんて、悲しすぎる。
ダリダが輝けば輝くほど、愛した男は駄目なヤツになっていく。
純粋に愛した年下の彼をなぜ、手放したのだろう?
大切なものは手放してはいけないことを、普通の人は知っているのに。
大切なものは、容易には手に入らないから。
きらびやかなステージの陰で、彼女が一人抱え込んでいた淋しさに切なくなりました。

ミツバチば~や
AKI KASAさんのコメント
2019年6月26日

暗い、暗すぎるという評価が多いようですが・・
彼女の人生の光と影がよく表現できていると思います。
ダリダを初めて見たのは・・YouTubeでのフリオ・イグレシアス
との共演動画で、デュエット曲はピアフのLa Vie en rose 。
「なんて大人で素敵な女性なんだ!」と思いました。

素敵な歌声・リズム&ムードと rr の彼女独特な巻き舌の発音!
以来、ダリダが大人の男性(私)として大好きになり、彼女の情報を
集めるようになったのですが・・

ダリダの名前だけは小学生のころに、ドロンとの「あまい囁き」で初めて
知って・・まさか本映画のような人生をおくっていたとは情報を集め出す
まで知りませんでした。彼女の曲に中では、私は「灰色の途」(病の果てに)
がいちばん好きで、アイススケートではプルシェンコがエキジビションを
この曲で滑り、歌手では今もララ・ファビアンが歌っています。

彼女の人生を映画にするのは大変難しいとは思うのですが、それなりに
よく出来ていると思います。永遠の歌姫ダリダは今も神に愛され、神の
もとでやっと平安をえられていることでしょう。教会でお葬式もきちんと
してもらえたし・・

AKI KASA