劇場公開日 2018年11月16日

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「堤幸彦が奇をてらわなかったら、成功した。」人魚の眠る家 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

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3.0堤幸彦が奇をてらわなかったら、成功した。

kazzさん
2019年1月21日
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鑑賞方法:映画館

東野圭吾の執筆業30周年記念作品…らしい原作を、篠崎絵里子が脚色。
篠崎女史には「あしたのジョー」でガッカリさせられたのだが、原作で語られていなかった力石徹が少年院に入った理由に白木葉子との関係を結びつけたのは見事だった。
映画よりもテレビドラマが主戦場のイメージの脚本家。

演出は堤幸彦だが、彼ならサスペンス部分にもっとにホラー色を出すのかと思った。
意外とおとなしく堅実にまとめたのは、篠崎女史の脚本のせいか?
子供の臓器移植という難しいテーマだから、悪乗りする訳にもいかなかっただろうし。
子役も含めてクライマックスは演技陣が魅せるてくれて、奇をてらわないオーソドックスな演出が反って良かった。
堤幸彦、久しぶりの合格点かなという感じだ。

篠原涼子が脳死状態の娘を外に連れ出していたのは、娘が快復していると信じこんでおかしくなったわけではなく、娘が最後に見せたがっていた景色を探していたのだという理由が、東野圭吾得意の泣かせどころなのだが、映画でここを強調すると人情ものの色が強くなり過ぎてしまうから、ここは軽めに抑えられている。

この映画のポイントだと感じた台詞は2つある。
駿河太郎演じる移植が必要な幼い娘の父親が言う「妻と決めたことがある。ドナーが現れることを願うことだけはよそうと。」
篠原涼子が動かない娘に刃物を突き付けて言う「娘を殺して殺人罪になるなら、喜んで刑に服す。娘が生きていたと法が認めたのだから。」

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kazz
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