劇場公開日 2018年6月1日

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「ふるえる」ビューティフル・デイ R Film Nさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ふるえる

2018年6月7日
iPhoneアプリから投稿

あの世界観、音楽、映像、そしてジョーに飲み込まれるように引き込まれていった。
まるで光がゆらゆらと絶え間なく差し込んでいて暗くて深い水の中にいるようだった。

冷たいようで感覚がマヒしたようにじわっ暖かくなり、
鋭く研がれたナイフのようで。なまあたたかい血がゆっくりからだをながれていく。
鳥肌がぶわっとたったかと思うと体から心が離れていくような感覚に襲われる。

そして最後にはなぜか理由のわからない涙が止まらなかった。

美しい映像と音楽、まるでジョーの心が映し出されているようである。自分の中の五感が研ぎ澄まされていく。
ショッキングな描写も含まれるが、それよりも人物描写がえがかれており、
美しく悲しく、そしてなにかつながりのようなものやあたたかみを感じる。

「レオン」など孤独の殺し屋や、にがし屋が少女を助けてどうたらこうたらてゆー内容じゃあない!
これはそーいった映画じゃない!

タイトルがでるシーンもセンスにあふれている。

絶対オススメ!
てゆーか僕ももっかい観る!
ホアキンフェニックスの演技にニーナ役の子の深い瞳。セリフが少ないが、2人の演技に圧倒される。

cinemagaski