劇場公開日 2019年5月31日

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「キングゴジラは神の領域に❗」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キングゴジラは神の領域に❗

2019年6月30日
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鑑賞方法:映画館

ちゃんと、ギドラは宇宙怪獣という設定だった。
ゴジラとモスラが狂暴な外来種に文字通り身命を睹して挑む、涙ぐましいまでの死闘・激闘。
伊福部昭と古関裕而の旋律がアレンジされた音楽に、胸熱‼️
昭和ゴジラシリーズ、vsシリーズ、ミレニアムシリーズそれぞれをリスペクトした設定がちりばめられ、製作側のゴジラ愛が伝わった。
……ラドンの日和見主義はちょっと情けなかったが⤵️

博士がいっぱい登場する。
というか、ほぼ博士と軍人しか出ない。

その中で、トップ・オブ・マッドサイエンティスツはエマ博士。
演じるヴェラ・ファーミガは、テレビドラマ「ベイツ・モーテル」シリーズで狂気の母親を演じた女優。
行動の理由を自ら語る場面があったが、目的も方法論も、全く意味不明。

カイル・チャンドラー演じる夫マーク博士は、学者なのか軍人なのか目を疑う行動ぶり。

ケン・ワタナベ演じる芹沢博士は、根拠のない解説をするだけのただのゴジラオタクで、今回も同じかと思っていたら、大きな役割を自ら買って出る。
オリジナル「ゴジラ」の芹沢博士は「オキシジェン・デストロイヤー」を意図せず開発してしまった悲劇の化学者だが、古生物学者の山根博士こそが、人類の危機回避よりもゴジラを生かして研究する方を重要視しているマッドサイエンティストだった。
ワタナベ=芹沢は、この山根博士の方に近い。
だがしかし、あのミッションに芹沢博士を行かせるこたぁねぇだろう…と思うのだが、ここでチャン・ツィイー演じるチェン博士と別れの抱擁があるので「SAYURI」のロリコンパトロンとダブってしまった(謝)

モスラとゴジラが種を隔てて繋がっているというのは❔ではあるが、怪獣語で説得するって訳にもいかないので、まぁまぁのアイディアだったと思う。
なんだか恋愛関係のように表現するのはアメリカ人の好みだろうか。
モスラは生まれたばかりなんだけど…。

オルカという装置の効果はよく解らなかったが、「三大怪獣 地球最大の決戦」で怪獣たちが鳴き声で交信していたことに由来するんだろう。
チャン・ツィイーが双子だったのは、小美人の置き換えか。

怪獣プロレスは熾烈を極める。
vsシリーズでは「UWF」へ、ミレニアムシリーズでは「PRIDE!」へと進化させたが、本作は遂に、今までの闘いが見せかけに過ぎなかったと思い知らされる「UFC」に昇華させた。

そして、悲劇は起きるのだった。
盟友の悲痛な最期を受け、バーニングゴジラが怒りのバーストでフィニッシュ。

ラストシーンは「ラスト・サムライ」かな?

エンドロールで、怪獣たちのキャストが“HIMSELF”とクレジットされていて、感激‼️

kazz
たなかなかなかさんのコメント
2023年10月17日

kazzさん、コメントありがとうございます♪

シェアード・ユニバースや海外映画とのコラボ(『キングコング対ゴジラ』)を60年代から行っているなんて、東宝の先見の明って凄いですよね〜!😳

たなかなかなか
アキ爺さんのコメント
2021年2月22日

ホントだ!言われてみれば博士と軍人しかいない😲

怪獣同士の会話は「ゴジラ対ガイガン」でゴジラとアンギラスが吹き出しで喋ってましたよね😁いつかアンギラスもハリウッドデビューしてほしいです。

アキ爺