響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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なんか凄いの観た。 響の感性が。 尖った才能が徐々に社会の中で矯正...
なんか凄いの観た。
響の感性が。
尖った才能が徐々に社会の中で矯正されてちっちゃく丸まっていくのはこういうことなんだろうな、と感じた。
響は丸まらなそうだけど。
文学の世界の一端も垣間見られた感じがする。
登場人物がまだまだ描ききれてない感じなので、この世界で新しい話をどんどん作れそうな気がする。
次はないのだろうか。
面白い方の棚に入れるかな
私も小説書いてる
10年やってたなら、あなたの小説を読んでおもしろいと思った人は少なくともいるわけでしょ
それは私かもしれないし
売れないとか駄作とかだから死ぬとか
人がおもしろいと思った小説に
作者の分際で何ケチつけてんの
私が出たらあなた死ぬつもりでしょ
駄作しか書けないから死ぬ?
ばかじゃないの
太宰も言ってるでしょ
小説家なら傑作を一本書いて死ねって
私は死なないわよ
まだ傑作を書いた覚えはない
山本がどう救われるのか、どうなるか気になった。
自分のものさしで生きろ
最後の平手と小栗のシーンを見てそう思いました。
「私は死なないわよ。まだ傑作を書いた覚えはない」
このセリフが、めっちゃ響く。
誰かの評価ではなく、自分が納得できる人生を。そう思わされる映画でした。
結構好き。
平手さんどうかなーって思ってたけど、すげーあってる。小説家ってみんな気性が荒いのか!
いくら小説良くても人間性問われるような、、
でも話の内容はすげーちゃんとしてるから引き込まれた^_^小栗旬もっと出ても良かったんじゃないのか。
個人としては、おとぎの庭の内容がもう少し知りたかった。
天才ってなんだろう?
主人公の少女は天才らしい。
書いた小説の内容は作中で大して描かれないのに天才らしい。
天才的な文才があるのに敬語という概念は知らないようだ。
『文学』というものに携わる者なのに自分の意見を主張する方法は言葉よりも暴力や違法行為ばかり。
主人公やキャストが誰かという問題ではなく、只々『天才』という神輿をみんなで担いでいるような映画だった。
それでもたまに見せる響の優しさや友情は少し感動した。
まあ私がこの作品の魅力を理解できないのは私が凡人だからでしょう。
でも私はこんな天才なら凡人の方がマシだと思う。
平手友梨奈の独壇場という印象
とにかく“響”と“平手友梨奈”をリンクさせようという感じで、純粋にこの映画の物語に入り込めたかと言われると、首を傾げたくなる。
なんだか、ファンとして『てち、よくやったね!上手だったよ!』という気持ちになってしまった。
平手さんの持つ話題性とアイドル離れした個性によって作られたという様な宣伝の仕方だったけれど、本当の意味でこの映画を“造って”いたのは周りを固めるベテラン俳優陣だと感じた。
映画初出演、初主演なのだから仕方がないのかもしれないけど。バランスは良かった。
全体の流れも良かった。
ただ、綺麗な流れではあるのだけれど、響の“ぶっとび感”で起承転結が感じづらい。
その結果、感想としては「響(平手さん)、凄かったなー」になってしまう。
話題作とだけあって期待し過ぎてしまったのかも。
しかし平手さんの目の強さは引き込まれるものがあり、次回の出演作が楽しみである。
主人公の行動が意味不明。
平手友梨奈さん主演ということで興味本位で鑑賞。
彼女のキレッキレのダンスかっこいいですよね(映画と関係ない 笑)
アイドル時代も独特な存在感でしたがそれがいい感じに主人公とリンクしてるように思いました。
ただ、残念なのは主人公の行動の理由が全く分からない(´・×・`)
なぜそんな事したのか?そうしてしまう彼女の生い立ちやバックボーンが見えないので、ただのおかしい子に成り下がってしまってるのが勿体ないなぁと。
もう少し主人公の事を掘り下げたり、心情を丁寧に描いてくれたらと思いました。
まぁ、全体的には可もなく不可もなく。
文学界っぽい距離感ある点描の心地好さ。
天才と超天才らの文学界っぽい距離感ある点描の心地好さ。
件の小説の題名しか見せぬ塩梅、良し。
平手友梨奈には稀代のカリスマがあると目利きが評したとの伝聞は、ムクレ面と小気味良い正論台詞に予めの説得力を付す。
劇場で見ねばだった。支持。
映画ですから楽しめます
まず、原作は読んでいません。
「あり得ないこと」を描くのは映画の真骨頂でしょう。だから映画は楽しめるのではないでしょうか。
現実でしたら響さんは屋上から転落して、もしくは電車に轢かれて「あの世行き」で終わってしまいます。
それにしても平手さんははまり役です。ラストシーンのさめた表情がすごいです。
今観るべき映画を観た
淡々と響の魅力に魅かれてただただあっという間に時間が過ぎました。
今仕事で少し息詰まった時でもあり、更年期の微妙な時期でもあり、観た後はとてもすがすがしい気持ちになれました。
自分に素直に
自分の好きなことを
立ち止まらず
進んでいこうと背中を押してもらいました。
主演の平手さんもこの映画に背中を押してもらったのかな?
なんて考えてしまいました。
女優としてこれからも活躍してほしいです。
じっさい同時受賞ってあるのかな
しばしば、原作のキャラクターと映画の配役が、かけ離れていて、漫画ファンが激怒した──というエンタメニュースが、滑稽な風物詩のように語られることがありますが、私は漫画をぜんぜん読まない人なのですが、単に絵面を見ただけで「これ、ぜんぜん違くない?」と思うことが、結構あります。邦画のキャスティングってのは、相当に不誠実な代物、だということは知っています。
平手友梨奈に、特にシンパシーがないので、序盤はよくある生意気な女子高生に見えました。表情に動きが無いのがつらいです。でも、現実世界では言えない正論をずけずけ言ってしまう響に、このキャラクターの態度として、達観や粗暴や不遜が適していると感じるに至りました。
なので、失礼ながら原作未読なのですが、おそらくミスキャストを回避している珍しい実写なのではないか、と推測しています。
ただし平手友梨奈に、崇めたてるほどの才能があるかどうかは、この映画だけでは解りませんでした。個人的には、世間のエンタメニュースに見る、彼女に対する逸材の扱いは、妙にアイドルバイアスがかかった評価だと思いました。
文壇を知りませんが、響の周囲で小説を書いている登場人物たちには、なんとなくリアルなため息を感じました。「ああ、こういうひとホントにいるんだろうなあ」という気がしたのです。だから、有り得ないことが描かれているにしても、一定のリアリティがありました。案外、出版業界という所には、似たようなキャラクターが大勢いるんだろうという感じがしました。
線路の真ん中に佇んで、何度も受賞を逃して消沈している作家役の小栗旬に、
「10年やってたなら、あなたの小説を読んで面白いと思った人、すくなくともいるわけでしょ。それはわたしかもしれないし。売れないとか、駄作とか、だから死ぬとか、人が面白いと思った小説に、作者の分際で何ケチつけてんの」
と言い放つところが、映画としても白眉で、セリフもカッコ良かったです。このセリフで書き続けることを決意した人だって絶対いると思います。
登場人物が多すぎてやや片手落ちになっている感はありますが、達者な人ばかりだったので、破綻はなかったと思います。個人的には、短い登場時間ですが、高慢なキャラクターの柳楽優弥が良かった。響に反撥するものの、その後感化されて「読んだこともねえ奴が批判すんじゃねえよ。俺はあれ読んで、心が震えたよ」と言うシーン、高慢だけれど、単純で公平な人物像がやたら決まってました。
青春の話だと思います。若さが絶対の価値を持っているからです。響だって、大人になれば、もっと世知辛い考えにならざるを得ないでしょう。だから青春の物語だと思ったのです。その刹那の輝きをとらえている、と感じました。
天才を表現するのって難しいね
イマイチ自分にはハマらず。
天才なら何をやっても許される、実力があれば周りは黙るしついてくる。これをエンタメとして見せるのはめっちゃ面白いと思うし主人公の天才性にワクワクする。
でもコレはイマイチでした。
響ちゃんの圧倒的な才能っていうのが周囲の反応からしか見えてこない…だから彼女の成功が周りを傷つけながらも周りに助けられているだけのキャラの濃さゆえのものにしか見えない。
才能の片鱗を見せる方法が、強すぎるこだわりと周りに馴染めない奇行がそれだっ!ってのは天才はこういう人種だという押し付けに感じてしまうし、もっと主人公の持つ抑えられない何かを共感出来なくても納得させるシーンが欲しかった様に思います。
流れを楽しめば良かったのだけど、途中で色々考えちゃってあまり楽しめませんでした…
"誰か"でなく"あなた"に読んで貰ったとき、天才は自分の棺を用意する
物語だけ見れば正統派ではないけれど、正統派なアイドル映画でした。
「君の膵臓を食べたい」では、浜辺美波の眩しいほどの純朴さを小栗旬と北川景子が落ち着いた演技で支えていました。今作は平手友梨奈の孤独さに北川景子が寄り添い、小栗旬が救われる。月川監督での2人は特にいい仕事をしています。
平手友梨奈の演技はまだまだこれから。ただ、彼女だからこそ演じられた役だと思いますし、これこそがアイドル映画の魅力です(恋愛について敏感な反応をするのが意味深ですね)。
響は自分がどう悪く言われるかではなく、喧嘩を吹っ掛けられたときや信頼している人が傷つけられたときに暴力を振るうことで周囲を魅せていくという共感が難しいキャラクターでした。自分の御し方が分からない中でラストシーンに少しその感情の答えが見えたような気がします。彼女が文章に求めているのは、テクニックではなく魂であり生命力で、それに気付いて欲しいんだろうなと思いました。
物語を創造する天才を描いた作品と言えば、『バクマン。』も思い出されるのですが、どちらの映画も親の存在にはあまり言及されないんですよね。こういう環境に対して親はどう思っているのかとか、どう親が導いたのかは個人的に描いてくれるのが好みです。ライバルのアヤカ・ウィルソン演じる凛夏の方ががっつりやっていたのも影響しているのかもしれませんが。
原作未読なので、掴みきれないところも多くありましたが、すっきりとした余韻が残る作品でした。この作品の後、平手友梨奈はアイドルという職業に棺を用意し、辞めて(病めて)しまいます。もし続編が作られるのだとしたら、彼女自身の物語も相まってさらに面白いものになるでしょう。逆に言えばそこに物語を乗っけないと自分にとっては掴み所がない作品でした。僕は天才ではないので。
期待以上の出来
正直平手さんが主演と言う事で単純に興味があったけど作品として全く期待はしてませんでした。しかし見てみると主人公の響の変人ぶりにコミカルさを感じたり。夢を追いかける事の難しさ等シリアスな面もあり。友情もあり。でも結局最後までぶっ飛んだ主人公のまま終わったり。とても楽しめました。ここ1ヶ月めっちゃ映画見てますが今の所今年見た中で1番面白かった。そして何より圧倒的カリスマ性の平手さんと天才の響が上手くリンク出来てたと思います。続編とかあれば見たいな。
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