劇場公開日 2018年5月12日

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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のレビュー・感想・評価

全167件中、41~60件目を表示

4.0アメリカの是枝裕和

2019年11月18日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.9
ある母娘を本当にリアルに描いた作品。ディズニーランドの側にある安宿のモーテルにも、フロリダのキラキラとした太陽は平等に美しく降り注ぐ。是枝裕和の様に嘘のない家族を描いた様な作品。綺麗で苦しく愛くるしい。
これからもこの監督に注目したい。

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カメ

5.0色々なコントラストがうまく表現されている皮肉映画

2019年11月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

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てち

3.5タンジェリンの監督×子供

2019年10月28日
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あんなにもリアルな世界を生々しくも可笑しく描いたタンジェリンの監督が、子供を使って映画を撮るとこんなにファンタジックに見せかけることが出来るのか。
ただしそれは見せかけに過ぎなくて、嫌な影がちょいちょい姿を見せて…。大人には判るけど子供には理解できないその境界線が非常にうまく作られているなと思った。

ムーニーが一人お風呂に入るシーンとかね。子供が映っているシーンであんな嫌な見せ方するってすごいよね。

問題はラストシーン。オチを求めてしまっていた自分にとって、あれはどうなんだろうと思ってしまった。ただね…鑑賞後かんがえれば考えるほどあれでよかった気もするのね。あれって結局ムーニーの将来すら観客に考えさせていると思う。ムーニーは大人になったとき、きっとこの夏のことを思い出す。本当にたくさんの嫌なこともあったけど、それを塗り替えるくらいのマジックがあそこにはあったのかもね。見れなかった世界を見るってのは、人生経験上たいせつなことだしね。

この監督の凄さはさ、あまりにも"映画風じゃなく"描いているところだと思う。意識的なのかは不明だけど、起承転結とか、伏線とかわざとらしいストーリーとかが無くて、どっかの町の小さなニュースをずっと繋いでいる感じに見えるのね。でもそれが、大事な視点というか、ちゃんと現実ってことを観客に教えてくれてるんだよね。

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JYARI

4.0観る人によって

2019年10月20日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

楽しい

受け取り方が全然違うんじゃないかなと思う。
(どの映画もそうだが)

「母親がひどい、努力すべき」と思う人は、きっと頑張ってきた人なんだと思う。
頑張って、何とかなってきた経験と知識がある人だから、母親のことを斜め上から見てイライラしてしまうんだと思う。

私はリアルだと思った。
事実として、こういう親子がきっといるんだろうと思う。母親も、子どもも目の前の現実と日々取っ組み合いしながら暮らしてるんだと思う。

こういうことを思う私も、たぶんこの親子をちょっと上から見ているのかなあ。

イライラした人も、それだけこの映画で感情移入したってことだよね。

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こつ

3.0うーん…。やっぱり当事者はそんな呑気でもないと思うんだよねえー。ん...

2019年10月5日
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鑑賞方法:映画館

うーん…。やっぱり当事者はそんな呑気でもないと思うんだよねえー。んじゃどーすりゃいいのさって感じよね。
ランドリーのおばちゃんの言葉が沁みたなあ。そう考えるしかないよなあ。

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まるぼに

3.5ちと辛い

2019年8月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

難しい

冒頭からちびっ子たちの下品なイタズラ。
その子が帰る家にはグータラな母のみ。
その母は友人のお店から食料を恵んでもらい、
家賃のお金はその場凌ぎの犯罪紛い。

これはひょっとして、こんな感じがずっと続くのか?と心配していたら、ホントにその通りだった。

常々「社会的弱者」への焦点を、偽善者ぶって声高に唱える自分ではあるが、今作での「社会的弱者」は生活困窮者。しかもいつも責任転嫁して反省しない学習能力ゼロな母親。正直言って自業自得、感情移入はゼロであった。

しかしその子どもには罪は無い。
(でも空家の件はマズイよな・・・)
それはボビーにも他のみんなにも分かってるし、観客も知っている。

ムーニーの視点で描かれる今作は、そんな罪の無い?子どもの何気ない日常であるが、それを見せられるにつけ、自分の親としてのスタンスの整合性を確認してしまう。

最低な母親ならば、子は反面教師で真っ当に生きていくのかもしれないが、ここでの母親は子にとっては最高な母親なのである。だから社会で直面する現実にも、子は反省する事を拒否してしまう。考える事を放棄してしまう。これは少なからず間違っている。

はたして、自分もムーニーの母親の様になってしまってはいないだろうか?
自分は子に、考える事を放棄させてはいないだろうか?
好きな映画ばかり勧めて、そればかり観てれば良いと押し付けてはいないだろうか?

モーテルで暮らす貧困層の現実含めて、反省を掻き立てられる辛い作品でした。

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クリストフ

3.5見た目はカラフル、内容はヘビー

2019年8月10日
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主役の親子はとにかくお行儀が悪いけど、この娘にとっては最高のママ。
お行儀悪すぎて逆に新鮮で見入ってしまいました。
演技が本当に本当にみんなお上手。
映画背景を知って胸を打たれました。

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I am R.

4.5【アメリカの貧困家庭の母と娘が逞しく生きる姿にスポットライトを当てた良作。】

2019年7月27日
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鑑賞方法:映画館

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知的

幸せ

- 定住する場所がなく、ネットカフェなどを渡り歩く人々が日本にいるのは知っているが、今作品を観ると、アメリカでも同様らしい。-

◆感想

・安モーテルを居場所にする、全身にタトゥーを入れたヘイリー(ブリア・ヴィネイトという服飾デザイナー。彼女の胸のタトゥーはインパクト大)と明るく元気なムーニーというふっくらとした可愛い女の子。この母娘の人間力が素晴らしい。

・安モーテルの管理人演じるウィレム・デフォーがムーニーやその友達の安全をさりげなく気遣う姿も又、良い。

・世界的に有名な「夢の国」に隣接する安モーテル付近で遊ぶ子供たちの明るい姿と並行して、アメリカの「見えない貧困層」の生活スタイルも描き出した、ショーン・ベイカー監督の慧眼に感心する。

<フロリダの明るい陽光の中のラストシーンは忘れ難い作品である。>

<2018年7月7日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

5.0彼女達が頭から離れない。

2019年7月22日
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子どもから大人になるにつれ、絶対的に正しいと思っていた親は、決して正しいばかりではなかったと気がつく瞬間がある。本作の母親も一般的な常識から見ると正しくない。好き勝手に遊び回る娘の躾もできているように思う。だが物語が進むにつれ、この親子を愛おしく感じてくる。それは、この母親は正しくはなくても限りなく娘を愛しており、娘もそれを分かっているからだ。この親子愛は、正しさ、善悪を超えた揺るぎないものだと確信させられる。これこそが正しい、守られるものではないかと突きつけてくる。それだけに映画が終わった後、彼女達の幸せを願わずにはいられない。しかしこの作品は、ただ願うだけでいいのかと問いを投げかけてくる。彼女達が頭から離れない。

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grantorino

3.5意外と家賃は高い!月1000ドルと言ってた。

2019年7月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

4.0タイトルなし

2019年6月10日
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鑑賞方法:映画館

ラストシーンは映画史に残るラストシーンの一つだろう。

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もーさん

4.0うん、現実

2019年6月9日
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怖い

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みきねこ

5.0「マイマイ新子」みたい。しかし、その背景にある社会は・・・

tさん
2019年6月9日
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社会派ドキュメンタリー風の映画です。子役も良いのですが、脚本がよくできていると思いました。子供の視点で日常生活を描きながら、だんだんと厳しい現実が見えてくる展開とかが上手い。

表面上はフロリダの真夏を子供が駆けずり回るだけの映画です(撮り方が上手い)。ぶっちゃけそれだけ。そこにあるのは子供の世界。雰囲気が似てる映画としては「マイマイ新子と千年の魔法」みたいな感じ?しかしその背景にある社会構造は、「マイマイ」とは全然違っている。

この映画の妙にリアルで嫌ぁな感じがするところは、悪者が登場しないところ。まぁドキュメンタリーだから当たり前か笑。現実世界でもそう。こいつさえいなければ!という悪者はいない。だからこの世界は、もはや救いようがないんだよね。

この先の話は、映画からは少々脱線しますが・・・

この手の映画のレビューに「自己責任じゃん」っていう感想を言う人がいるのですが・・・この映画に登場する、モーテル暮らしの母親や父親達に対して自己責任だ!と言って何になるのか?

とはいえ「モーテル暮らし」という条件は、非常に特殊なものなので脇に置いておこう。

そもそも、「自己責任により人は不幸になるのだ!」という論理自体に、僕は反対する。人間はこの論理に従うべきではないと思う。何故か?それは、この論理は、無条件に世界のほとんどの人間を不幸にするから。これはどういうことか。あなたは、現実世界で頻繁に、「自己責任だから仕方ない」って思う場面が多いでしょう(僕は多い)?それは何故か?「自己責任で不幸になった人」を頻繁に目の当たりにしているからだ。つまり、「自己責任により人は不幸になるのだ!」という論理に従った場合、世界のほとんどの人は不幸になってしまう。

みんな勝手に、「ああ・・・これも自己責任だな。」と思い込み、不幸になっていく。これが、先進国における、本当に深刻な「負の連鎖」だと思う。それでもあなたは、この論理に従いますか?

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t

5.0母親とは何か、考えさせられる

2019年5月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

楽しい

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ミルク

4.5芝居がヤバイ!

2019年4月26日
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素行が超絶に悪いDQN母、その純粋無垢な娘とお友達…、みな無名なのに芝居がナチュラルで上手い!

そんな中での"顔面凶器"ウイレム・ディフォーの良い人っぷりが最高!!

ラストの唐突なファンタジーには違和感が全く無いワケではないので、惜しくも満点ならず!

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ヒロ

3.5カラフルさに隠れた負の連鎖

2019年4月18日
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可愛い子ども達が、ものすごく口が悪く全く教育されていない姿にびっくりしますが、母親がもっと下品なので納得。親がクスリ漬けで汚い場所で放置されているという訳ではなく、親子で楽しそうに暮らしているし、建物がとてもカラフルなので、悲惨さが感じられいんです。でもやはりこの負の連鎖を断ち切る為にはやはり政府のお世話になった方が良いですね。ファンタジーなラストも悪くない。子役の演技力が素晴らしい。ウィレムデフォーのキャラが良かったな。

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サラ

5.0社会の最底辺

2019年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

怖い

ムーニーは6歳の女の子、刺青だらけの母親と二人、モーテルで暮らしている。
同じような境遇の子供たちと毎日遊び惚けていて、無邪気に悪いこともしてしまう。
母親は金に困り売春にまで手を出す始末。
さすがに当局の目に留まり・・・。
モーテルの支配人がウィレム・デフォーで、とてもいい。
子供が主人公なので見ていられる。

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いやよセブン

3.5万引き家族と同じテーマ

2019年3月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

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まゆみ3

5.0Somewhere over the rainbow

2019年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

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Masa_king01

4.0妖精はふもとに金貨をかくしてる

2019年2月15日
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くり