劇場公開日 2018年5月25日

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「一割の事実と九割の創作です!」ゲティ家の身代金 アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0一割の事実と九割の創作です!

2019年6月25日
PCから投稿

興奮

知的

難しい

最初から最後まで息もつかせない、サスペンスの醍醐味が凄い!
ゲテイの大金持ちの逸話をデフォルメしているが、大金持ちが皆んなゲスのクズで有る事は自明の理です。
これは因果関係の話では無く、統計的事実です。

イタリアに対する偏見も、さすがにリドリーは痛いほど大げさにやりまくる、国民皆んなマフィアですかい!
でも、ありましたからね、誘拐して耳から指から色々と送りつける奴が。

ゲテイが最後に改心したり、悪役の中に良心に目覚める奴がいたり、誘拐に乗じて金をふんだくろうとするコミュニストがいたり、正義の味方の元CIAがいたり、リドリーは何時も芝居がかりの演出がいつもはウザいのに、今回はハマりまくりで、凄く効果的で、ハラハラ、ドキドキして、最上のミステリーでした!

今も昔も、三井住友三菱なんて明治の元勲の大久保、伊藤なんかと国を私物化して儲けたし、世界でも戦争で儲けたわけですからね殆どの金持ちは!
今の金持ちもビルゲイツから皆んな自分の財団に寄付してるだけで税金対策マネーロリタリングしてるだけだから!

そんな世情は余談ですが、ゲテイも誘拐されたぼくもママも名演技でしたね!

脚本も素晴らしくて、ミステリーにしては、どんな場面でのセリフも効くんですわ、心に刺さるんですわ!
アメリカンの映画にしては重厚でどのシーンも印象に残る名場面の数々でした。

アサシン