劇場公開日 2018年4月6日

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「あれ、これはかなり深い話ですよ!」娼年 アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あれ、これはかなり深い話ですよ!

2018年10月8日
PCから投稿

松坂桃李が売春するだけ、裸でやりまくるだけ?では無いのです。観たままだとそうですが、それを楽しむだけも十分元は取れると思うのですが、描いたのはそうじゃない。まー、それにしては、男から見ても、松坂桃李の尻は美しい。
前振りはさておき、まず、愛とは何か、それを考えさせられる。
みんな、若くて綺麗のを求めるのは同じですが、その前に自分を理解して、受け容れてくれる人を第一に考える。
松坂桃李の役は、どん人でも受け容れて理解しようとする。
彼は幼い頃に母を亡くし、年上に対する憧れはあるのですが、それだけでは語れない、受け容れる力がある。
変態の客や婆さんもいる。それを、なんでもやりますではなくて、まず、理解して受け容れる、それは文字にしても何か薄い小手先の印象を受けるが、松坂桃李の演技には、それを考えさせられるものがある。
今まで、松坂桃李をみくびっていたが、ここまでできるかなと思ってしまう。普通に見せるのが一番難しいです。
それも、とても普通しないことを、やりながら、説特力があるなんて、そんな役者あまりいないですよ。
それから、売春に対する考え方にも考えさせられる。認めている国もありますし、歴史的にみても神聖な仕事だとされていた時代もありますし。
そもそも、身体を売るわけではなく、サービス業ですから。

愛の本質とか世の中とか色々幅広いですが、とにかく松坂桃李の身体は美しいですよ。

アサシン