劇場公開日 2018年2月24日

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「神経衰弱」悪魔 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5神経衰弱

2018年2月25日
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興奮

難しい

単純

上京して下宿する大学生が下宿先の女子校正に惚れるも、下宿先には彼女の自称婚約者という居候がいるという話で、悪魔と続悪魔の混ざった内容。

娘と居候に代わる代わる部屋を訪問され試される様な会話が繰り広げられる中、夢と幻想と妄想が入り乱れ狂って行く主人公の描写を短い尺の中で上手く表している。

ただ、時間の制約は判るけれど、主人公が元々持っていた脅迫観念や恐怖心の元となっているものについての描写はなくただの臆病者にみえたのと、中途半端な同級生との関係の描写は残念。
それと、リビドーやタナトスがどうとかいう授業はちょっとわざとらしいかな。

とはいえ、気分の悪さと救われなさはしっかり表現されており、テンポもよくて面白かった。

Bacchus