劇場公開日 2018年5月19日

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「【沖田修一監督のセンスと樹木希林さんの女優センスが絶妙にマッチした可笑しみ、気品ある作品】」モリのいる場所 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【沖田修一監督のセンスと樹木希林さんの女優センスが絶妙にマッチした可笑しみ、気品ある作品】

2019年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

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 熊谷守一の過ごした晩年の日々を沖田監督が丁寧に描いている。

 撮影現場で様々なアイディアも提案したという樹木希林の存在感は圧倒的である。

 又、熊谷を演じる山崎努さんは、遺された写真の熊谷守一そのもので、妻秀子(樹木希林さん)とのちょっとズレた遣り取りも面白かったし、熊谷さんの家の庭はまるで別世界のように描かれていて、とても魅力的だった。

 劇中、登場する人物たちの中で一際異人感を発していた三上博史演じる謎の男は、沖田ワールドを象徴する存在として私は堪能した。(只、周囲の年配の方々には不評だった記憶がある)

<ちょっと疲れた時に、熊谷守一の「へたも絵のうち」を愛読する者としては熊谷ワールドと沖田ワールドを堪能させていただいた作品である>

<2018年5月19日 劇場にて鑑賞>

NOBU