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映画「グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル」 グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル
劇場公開日:2017年11月11日
解説
カナダ出身の若き才能として世界の映画界から注目される、監督で俳優のグザビエ・ドランに迫ったドキュメンタリー。2009年に弱冠19歳で監督・脚本を手がけた「マイ・マザー」でデビューして以来、14年の「Mommy マミー」でカンヌ国際映画祭審査員賞、16年の「たかが世界の終わり」で同映画祭グランプリを受賞するなど、高い評価を得ているドラン。今作では、映画作りへの思いやこだわり、これまで手がけた作品の名シーンの誕生秘話などをドラン本人が語る。また、バンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイらドラン作品に出演してきた俳優たちのほか、早くからドランの才能に注目していたカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー、ガス・バン・サント監督ら業界人たちのインタビューも収録した。
2016年製作/52分/G/フランス
原題:Xavier Dolan: a l'impossible je suis tenu
配給:ギャガ
スタッフ・キャスト
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2022年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
グザヴィエ・ドラン(32歳・カナダ人)
活動は1994年から子役として映画界にいた。父親が俳優。
作品。
マイ・マザー(2009年=19歳)
胸騒ぎの恋人(2010年=20歳)
わたしはロランス(2012年=22歳)カンヌでクィア・パルムを受賞。
(クィア・パルム賞はLGBTやクィア・・性的少数者をテーマとした映画に授与される)
トム・アット・ザ・ファーム(2013年=23歳)
M ommy/マミー(2014年=24歳)
マミーはカンヌ国際映画祭で審査員賞受賞した。
たかが世界の終わり(2016年=26歳)
たかが・・はカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。
ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年=28歳)
マティアス&マキシム(2019年=29歳)
こうしてフィルムグラフィーを見るだけで、彼が如何に若くして世界的な名声を得たかが分かります。
私事ですが、一番好きな作品は「トム・アット・ザ・ファーム」
理由は私がサイコ・サスペンスが好きなことと、この映画には解けない謎があるから。
最新作の「マティアス&マキシム」は、仲間達の雑談と音楽が喧しく、マキシムとマティアスの愛になんの必然も感じられなかった。
撮影現場は楽しく音楽を流しっぱなし、グザヴィエは喋りっぱなし・・・
グラビア写真を見せてその通りにレイアウトするなど自由な雰囲気らしい。
グザヴィエの前からのファンや信者以外に、もっと広く支持される監督になるためには、
LGBTの殻を捨てて「人間として普遍的テーマ」で、普通の人々に受け入れられる作品を
創作することが必須条件だと思います。
2021年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー グザヴィエ・ドランが、19歳という若さで、カンヌで数々の賞を受賞し、その後も異常なハイペースで映画を作り続けている原動力に迫ったドキュメンタリー作品。-
◆感想
・予想通りであるが、グザヴィエ・ドランの言葉
”自分で映画を作れば、何時かは世界を変えられる”
”映画を作っていないと、自分の存在感を感じらない”
- 成程。ハイペースでクオリティの高い映画を世に出し続けている理由が再確認できた。-
・私の彼の映画に対する印象は、
このドキュメンタリー作品でも語られている通り。
・色彩への拘り
・衣装への拘り
・音楽への拘り
を感じる点である。
このドキュメンタリーでも、”ヴィサージ”の”Fade to Gray"が流れる。
・彼は、最先端のファッション雑誌に目を通しつつ、「花様年華」「タイタニック」から受けた影響を熱く語る。
- 美男子だが、彼の眼の下の隈は、彼が短時間しか睡眠をとっていない代わりに、物凄い数の映画を観ているのであろう、と推測する。-
<彼は、御存じの通り、物凄いハイペースで映画を制作している。
そして、カンヌで高い評価を得ている。
懸念するのは、”理想主義者”故に、”生き急ぎ過ぎていないか”という事である。
「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」のエンドロールで高らかに鳴り響いた”ザ・ヴァーヴ”の美しき”ビター・スイート・シンフォニー”の様な美しき映画人として、更に高みを目指す彼を、多少心配しつつも、私は彼を応援しているのである。>
「自分の道を進めば、本当の仲間が分かる。家族がつくれるんだ。」
ドランってほんと多面的で魅力が深い人だなとわかった。
2018年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
早熟の天才監督であるグザヴィエ・ドランが19歳で作った処女作から、7年後にカンヌのグランプリをとった「たかが世界の終わり」までを追う。
才気あふれる人物だが、いわゆる奇人ではなく、映画を作るためには何でも受け入れる自然な生き方は共感できる。
この監督の作品はいつも楽しみ。