劇場公開日 2017年12月16日

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「大林宣彦作品とはこういう事だったのか⁉️」花筐 HANAGATAMI HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0大林宣彦作品とはこういう事だったのか⁉️

2018年1月16日
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興奮

知的

幸せ

大林監督作品は『HOUSE』『ねらわれた学園』『時をかける少女』『ふたり』…と時代時代で観て来ましたが、イノセントな少女の描き方が素晴らしいだけに、あの独特なクロマキーの手法をハリウッドのSFXと比べてしまい、常に違和感があったのですが…
今回の作品はそれが吹っ切れており、通常のシーンでさえもクロマキーを超えコラージュにさえ感じられる詩的で独特な世界観は、映画というジャンルを超え、精神に訴えかけてくる何か新しい体験をしている様で、これが大林宣彦なのだと唯一無二の169分の世界観に釘付けとなりました。
能・神楽・無声映画・アニメ(エヴァ)日本のエンターテイメントを全て詰め込んだ、世界に誇れる芸術作品だと感じました。

大林監督を知らない、若い人には理解し難いシーンも多いかもしれませんが、この得体の知れぬエネルギーを感じた人は、是非昔の大林作品を観る事をオススメします。大林宣彦監督 真の天才だった❗️

HIROKICHI