劇場公開日 2018年11月16日

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鈴木家の嘘のレビュー・感想・評価

全67件中、21~40件目を表示

4.0 【”家族の絆とは何であるか”という普遍的な命題を、愛あるけれど、アイロニック感溢れる笑いを通して描き出した作品。】

2019年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

 ー驚くのは、野尻克己監督が(監督デビュー作!で脚本も手掛けている!)自らの辛い経験を基に喜劇タッチでこの重いテーマを、愛ある笑いを塗しながら描き切った点である。ー

 ・愛する息子(で、引きこもり)、浩一(加瀬亮:弱々しく、何を考えているのか分からない役は、天下一品)がある日、天井から”ぶら下がっている姿”を観て、卒倒し記憶を亡くす母(原日出子)。
 そんな母の姿を見て、一致団結した残された家族は、”浩一はアルゼンチンで働き始めた・・”という優しい嘘をつき始める鈴木家の大黒柱、幸男(岸部一徳)と娘(木竜麻生)と頼りないが、ぶっ飛んだ発想を繰り出すおじさん(大森南朋:良い味を出している)達が演じた事柄の数々。

 又、彼らを心配するコテコテの名古屋弁(尾張弁)を繰り出す親戚の”仕切りおばさん”(岸本加世子)がグイグイと鈴木家に乗り込んでくる姿がオカシイ。

<上映時間が少し長く感じてしまったところ(簡単に言うと、冗長)は、改善の余地があるが、今作が、野尻克己監督の初作品と言う部分を差し引ても、見応えのある邦画であった。>

<2018年11月16日 ユナイテッドシネマ豊橋にて鑑賞>

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NOBU

4.0自殺、ダメ、ぜったい

2019年9月23日
PCから投稿

冒頭のシーンから胸が締め付けられた…
残された家族達が自分を責め続けているのをみると何があっても自死を選んではいけないと思った。
木竜麻生さんがお兄さんへの手紙を読みながら感情を爆発させるシーンは観ているこっちが辛かった。
凄く重いテーマだけどちょっと笑える場面もあってバランスがちょうどいい。

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フラニー

4.0ヘビーで滑稽

2019年9月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

ものすごく重い話なのに、キャラクターがそれぞれの場面を滑稽にさせているのが良かった。現実って実際こんなもんだよなーとか思いつつ。イタコのシーンは笑ったよ!え、イブ?って、素かよ!!笑
イブちゃん、結局どんな人だったのかな。副音声で二回鑑賞。評価を3.5から4にしました。

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いつこ

4.0どうして

2019年9月7日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

家族が自死したら、残された家族はどうしたって自分を責める。「あの時私が」「私がああしなければ」「私が悪かった」と。富美の様に正直に怒りを故人にぶつけられたら幾らかは楽だろう。しかし、怒りをぶつけたところでまだ苦しむ。

そもそもホームドラマの様な幸せな家庭というのはテレビが作り出した幻想で、幻想だから、仕事があって、立派な子供がいて、そう大きな問題は起こらないのだと思います。大きすぎる問題が起こった鈴木家をみていると、テレビから与えられた幸せな家族像という呪縛がふっととけて、ラストはそれこそ幻想ではない人の心を見られると思います。

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ミカ

3.0もっとコメディー寄りかと…

2019年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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コンブ

3.5シリアスだけでは重すぎて

2019年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

最初のシーンから重い。
誰かが自死を選ぶと
家族は苦しみからなかなか抜け出せない。
悩み、後悔し、もがいて
心の平穏や正常な日常の生活はなかなか取り戻せない。

岸本加世子さんや大森南朋さん、岸部一徳さんの
コミカルで温かい演技が
重すぎ、苦しすぎから解放してくれました。

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アツコ

4.5家族の自殺という題材だけど、登場人物たちの行動はどこか滑稽でユーモ...

2019年4月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

家族の自殺という題材だけど、登場人物たちの行動はどこか滑稽でユーモアも交えて描かれるので、そこまで重さを感じずに見ることができる。おかしみがあるからこそ、余計に悲しくなるんだけど。
細部の描写も説得力に溢れていて、演出力が凄く高いと感じた。

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dubsake

1.0暗い。

2019年2月10日
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暗闇の連鎖で、希望が全く持てない映画でした。
岸部一徳の演技力だけで持っている作品。

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kon

3.5ありそうだから見入ってしまう

2019年1月28日
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鑑賞方法:映画館

辛い現実に連鎖する辛い現実。ユーモラスな内容を交えて描かれているので多少気楽に見ることが出来る面はあるが、よく考えると、さも、ありそう。我が家だったらどうだろうか?思わず見入ってしまう。

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こばりん

4.0木竜麻生の演技が胸を熱くさせる

2019年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

重いテーマだが、誰にでも起こりうる悲劇。
決して他人事ではない。
観る者に気づきを与え、考えさせる130分間。
あらすじを読んで気分が落ちてしまう人にはあまりお勧めできないかも。

これは不要なのでは、というシーンがいくつかあったので1点減点としたが、木竜麻生の演技は映画であることを忘れさせるほどに凄みがあって満点だ。

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AKB77

2.0全編シリアスでよかったのに

2019年1月16日
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ごんた

3.0存在していた嘘。

2019年1月14日
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n.

4.0家族のなんだかなーな感じがリアルに描かれていて、違和感なく観ること...

2019年1月13日
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家族のなんだかなーな感じがリアルに描かれていて、違和感なく観ることが出来た。

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おれ

意外と重いけどいい映画❗

2019年1月9日
スマートフォンから投稿

星🌟🌟🌟🌟予告編がコミカルタッチの軽い感じだったので観たのですが…いい意味で裏切られました❗けっこう重いです❗でも原日出子さんの明るさ岸部一徳さんのちょっと天然はいった演技が上手く作品を軽くしていて加瀬亮さん木竜麻生さんの重い演技と上手く調和がとれていて観やすい映画になってました❗死んだら何もかも終わりではなく家族に迷惑がかかる❗でも加瀬亮演じる浩一は家族から愛されていたんですね❗いろいろ考えさせられた映画でした❗オススメの作品です❗大森南朋さん岸本加世子さんもいい味出してました

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ミリン一番搾り

4.0身近な家庭問題

2018年12月31日
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鑑賞方法:映画館

どの家庭にも突然起こり得る身近な家庭問題をユーモアを交えながら上手く描いている作品。明日は我が身、鈴木家の立場に立ち一緒に考え共感した。
2018-250

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隣組

3.0なんでなのか

2018年12月21日
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鑑賞方法:映画館
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Rewind That

4.0深い喪失の物語

2018年12月19日
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鑑賞方法:映画館

あらすじから少しコメディ的なものを想像していたが良い意味で裏切られた。
深い喪失の物語。家族のそれぞれが、失ってしまった家族に対しての思いを抱えながら暮らす。ああしておけばよかった、私のせいだ、何かできなかったのか。残された者はやはりひたすら問うてしまうのだ。
記憶を失くしてしまった母のためにつく嘘は、決して優しいものではない。嘘をつく側、騙される側。全てが切ない。
木竜麻生が心情を激しく吐露するシーンでものすごく心を揺さぶられた。彼女の痛みを私も追体験していた。
終わり方がすごく良かったなと思う。あの余韻が好きだ。

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andhyphen

4.5深くて、面白くて、振り幅の広い。深凄い作品。

2018年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

難しい

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松王○

3.5死は残されたものにとって意味を持つ

2018年12月9日
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133分と長いのだが飽きない。
引きこもりの末自殺した長男(加瀬亮)、その父親に岸部一徳、母親が原日出子。父親の妹に岸本加世子、母親の弟に大森南朋。
ベテラン、個性ある役者を配する中でも存在感を放つのが妹役の木竜麻生。デビュー作にして主演の「菊とギロチン」も良かったが、本作も鮮烈な演技を見せる。後半のクライマックスとなる長回しのシーンが見事だ。

死は、その本人ではなく、残された者にとって意味を持つ。
引きこもりからの自死という重い現実。
だが、家族の受け止め方は意外にもバラバラだ。
いや、家族とは言え別の存在なのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが、本作では、こうした点をハッキリと描く。

こうもり、誕生日ケーキ、オタフクソースなど、小道具の使い方も巧み。見応えがあります。

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しろくま

3.5ほほほ・・・ははは・・・

2018年12月3日
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泣ける

ひろしおじさんの、ほほほで嘘に色をつけ、はははで陰鬱な空気に穴を開け、ふぅーすることに救われる救われる。

こちらも分厚いお礼をしたくなった。

ひろしおじさんに?

はい、ひろしおじさんと嘘とコウモリと鈴木家と作品そのものに。

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蛇足軒瞬平太