劇場公開日 2018年6月1日

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「邦画のエンターテイメント作品として最高」OVER DRIVE はくしゃくさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0邦画のエンターテイメント作品として最高

2018年6月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

正直、邦画の車作品ということであまり期待はしていなかったのですが、邦画とは思えないとても頑張った作品だと思います。
基本的に公道を使うならば法律の問題があり、CGにするならお金がかかるカーアクションものは、どうしても海外の方がクオリティが高いです。でもこの作品はとても楽しめました。
ラリーについて詳しくはなかったのですが、観た後は興味が湧き雑誌を買って読むほどでした。ラリーを知っている人からすると、「映画ならではの表現もある」とのことですが、コ・ドライバーの描写がとてもリアルなど褒めてる方も多く見受けられました。
F1などと違い、ラリーは公道を走るので、自分達がいつも運転しているような道路をラリーカーが駆け抜けるのは圧巻です。「日本でもこのくらいラリーが盛り上がってほしい」という熱意を感じました。
ラリー以外、勿論人間ドラマも楽しめます。兄弟の絆や挫折、展開としては王道なのですがエンターテイメント作品なのでむしろそれが「爽やかであつい作品」に仕上げてると思います。
あと、劇中音楽とラリーカーのエンジンやギアチェンジ音など音もとても楽しめます。最初は近くのシネコンで見たのですが、その後立川シネマシティで見たくなるくらいには、音が本当に耳心地いいです。折角なので、劇場の音響で見てほしいと思います。

はくしゃく