劇場公開日 2018年4月14日

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「「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」」女は二度決断する neonrgさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」

2018年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

『イングロリアス・バスターズ』にも出ていたダイアン・クルーガーが主演。
冒頭からまるで別人のように顔が変わっていく主人公はバイセクシャルでジャンキー。
アナーキーな主人公は家族を殺され、その復讐を果たす。
一見、単純な復讐劇に見える。
しかし、ベルサイユ体制で辛酸を舐めさせられていたドイツが、復讐を果たすためにナチスが登場したのだが、ネオナチを否定しているように見えて実は同じ「復讐」をしている。
犯人の描写がほとんどないのは、おそらく動機が移民に対する復讐であることを見せないためだろう。
復讐を果たした主人公は、弁護士との間で妊娠までしているが、ヒトラー同様に最後は殺さなければ許されない。
そして、悲痛ではあるが共感し復讐を痛快に感じさせられた観客は当時ナチスを支持した人々とまったく同じであると気づかされる。
84点

neonrg
fatfulさんのコメント
2018年4月23日

utahさんに同意します。
このレビューは誤解と間違いがあります。

fatful
utahさんのコメント
2018年4月18日

neonrgさんが書かれた
>主人公はバイセクシャル
>主人公は、弁護士との間で妊娠までしている

これらは事実ではありません。
少なくとも映画内で該当する表現はいっさいありません。

それぞれ、どのシーンから誤解が生じたのか、なんとなく察しがつきます。
特に2点目に関しては、あの出血がどういう意味なのか、ぜひ身近な女性のかたに教えてもらってください。
この映画において月経が暗喩するものを知ることで、ストーリーへの印象も変わってくるのではないでしょうか。

根本的な誤解に基づくレビューは、これから鑑賞する人にとって不利益が大きいと感じたのでコメントさせてもらいました。

utah