劇場公開日 2018年3月24日

  • 予告編を見る

「コロナ禍の今こそ見るべき・・・」BPM ビート・パー・ミニット kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0コロナ禍の今こそ見るべき・・・

2020年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 差別や偏見。1990年代と言えば、ようやくHIVの知識が浸透し始めた頃。まだ医療は確立されていなく、感染したら確実に死ぬと言われてたのを思い出す。差別というのもほとんどゲイに対するもので、他にも注射針を使いまわす薬物常用者、娼婦、囚人といった人たち。特に性的マイノリティのLGBTがターゲットだ。普通に男女間でも伝染るんだよ!と訴える彼らは、政府や製薬会社に抗議したり、高校に乗り込んでコンドームを配ったりする活動がメイン。アクトアゲインスト・エイズなら知ってたのに、恥ずかしながらアクトアップの団体は知らなかった。

 メインはショーンとナタンの恋物語になるのですが、彼らアクトアップの抗議活動の方に惹かれてしまいました。日本における新型コロナウイルス感染者数や医療現場の状況。さらにアビガン等特効薬の臨床データやワクチン開発状況など、国民には知らされてないことが多い。もっと声を上げなきゃ隠されたままになりそうで怖いのです。

 BPMって音楽用語じゃね?などと思っていたのですが、原題では120がついていて、心拍数を表すらしいです。途中の音楽も120bpmだったのかもしれませんが、それよりも拍手の代わりに指パッチンを鳴らすルールがあったので、その拍子が120bpmだったのだと勝手に勘違いしています。

 それにしても未知のウイルスの恐怖。これからも人類はウイルスと戦い続けなければならないのでしょう。今もなおHIV感染、エイズ患者は増えています。日本にも2万人以上の感染者がいます。90年代当時はネット環境も少なく、恐怖や不安は今以上だったことも想像できますが、情報時代だからこそデマにも注意して対策をしっかりとらねばと、なぜか映画の趣旨と違った感想を持ってしまいました。

kossy