「イタリアの研究者たちの現実をシニカルに笑い飛ばす」いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち ローチさんの映画レビュー(感想・評価)

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

劇場公開日 2018年5月26日
全24件中、16件目を表示
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イタリアの研究者たちの現実をシニカルに笑い飛ばす

イタリア映画らしい現実を見つめる気風と、それを笑い飛ばすコメディセンスが見事な調和を生んでいる。

不景気による研究費削減のため、職を追われた大学教授たちが専門性を活かして、犯罪で一儲け。そして逮捕されて恩赦のために警察に協力する様を描いたアクション・コメディ。荒唐無稽な展開とシビアな現実の社会問題が混淆して描かれていてためになりつつも全力で楽しめる。

興味深いのは、研究職を追われた教授たちが、警察に利用されていると知りながらも、初めて社会の役にたったと実感できて、この捜査活動をやめられなくなってしまうという展開だ。彼らの研究分野は、一般の人にはどう役立つのかわかりにくい。だから研究費削減の対象にもなるのだが、そういう彼らの力はやはり社会にとって有益だというメッセージを、ハチャメチャな展開の中にも入れ込んでいる。
プロットもそこにあるテーマもよく練り込まれている。三部作ということで最後の3作目も是非日本で公開してほしい。

ローチ
さん / 2018年5月30日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える
  • 鑑賞方法:映画館
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