はじまりの街
劇場公開日 2017年10月28日
解説
「幸せのバランス」「われらの子供たち」のイバーノ・デ・マッテオ監督が、家族という題材を通して社会の現状を映し出していく人間ドラマ。主演は「母よ、」のマルゲリータ・ブイと、「レインマン」のバレリア・ゴリノ。アンナと12歳の息子バレリオはスーツケース1つを提げ、ローマから親友カルラが暮らすトリノの街へと移り住む。夫のDVから逃れ、見知らぬ土地で新たな生活を切り開くため仕事探しに焦るアンナと、ひとりで寂しい時間を過ごす息子バレリオとの溝は深まっていった。どんな逆境にもめげることのない母、そして健気な息子、そんな2人を陽気なカルラ、近所のビストロオーナーがあたたかく見守っていく。
2016年製作/107分/PG12/イタリア・フランス合作
原題:La vita possibile
配給:クレストインターナショナル
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2021年10月15日
iPhoneアプリから投稿
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人は決断する時
最善だと思って人生の選択をする
でもそれが正解かその時には分からない
未来のことは誰も分からない
やっぱりこの選択間違ってた、、
なんて思うことは何度もある
でも視点を変えて
だから今自分はここにいる
正解だったと思うことはできるし
そうしないと悲劇の人生で終わる
人生は近くで見ると悲劇だが
遠くから見れば喜劇だ
まさにこれ
トラブル続いたり辛い思いをしても
助けてくれる人がいたり親切にしてもらったり
友達ができたり恋をしたり失恋したり
それだけでこの世に生まれた意味ってある
喜びも悲しみも生きてないと出来ないことが
生まれた瞬間からはじまっている
むしろ悲しみがないと喜びも感じることが
出来ないんじゃないって思うくらい
スーパーポジティブに考えてもいい
ちょっと気持ち悪いけど笑
休日が眩しいのは普段しんどい思いして
働いてるからなんだって
無職のメリハリのない休み期間中に
感じたことがあった
なんてことはどうでもいいとして笑
この親子がこの街に逃げてきた時から喜劇のスタート
泥沼に長靴ではまって抜け出せなくても
一歩抜け出せた時には
あ〜よかった、抜けた抜けた!
あんなに苦しかったのに
もがいていた数秒前の自分の残像を見て
バカだね〜と、一瞬で喜劇に変わる
人生ってしんどいけど素晴らしい
2020年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
人生が素晴らしいと感じるのは、暖かい人が側にいるからなんですよね。もし、自分が幸せになりたいならば、人に優しく親切にする事が実は一番の近道なのだということを思いました。子供にとって、カルラやバーの店主の様な他人の存在って絶対に必要だし、大人にとってもよその子の存在は絶対に必要ですね。思いがけない名作でした。
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DVのの夫から逃げて母の友人と暮らす主人公の少年の心の葛藤と彼の周りで見守る人たちとの交流を描いた作品。新しい街で娼婦との出会いや友達の居ない寂しさ、彼のことを気にかけてくれるピストロの店主などに助けられながら生きていく少年の姿が切ない。友達も出来ないことで母親につらく当たったりするがラストでは友達にサッカーに誘われて嬉しそうに出かける彼の姿が印象的。
母と息子の衝突、葛藤。大きな盛り上がりは無いが良い映画。
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