はじまりの街
劇場公開日:2017年10月28日
解説
「幸せのバランス」「われらの子供たち」のイバーノ・デ・マッテオ監督が、家族という題材を通して社会の現状を映し出していく人間ドラマ。主演は「母よ、」のマルゲリータ・ブイと、「レインマン」のバレリア・ゴリノ。アンナと12歳の息子バレリオはスーツケース1つを提げ、ローマから親友カルラが暮らすトリノの街へと移り住む。夫のDVから逃れ、見知らぬ土地で新たな生活を切り開くため仕事探しに焦るアンナと、ひとりで寂しい時間を過ごす息子バレリオとの溝は深まっていった。どんな逆境にもめげることのない母、そして健気な息子、そんな2人を陽気なカルラ、近所のビストロオーナーがあたたかく見守っていく。
2016年製作/107分/PG12/イタリア・フランス合作
原題:La vita possibile
配給:クレストインターナショナル
スタッフ・キャスト
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2022年8月9日
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鑑賞方法:VOD
先ずは、残念ながら、男のDV(や変態性癖)はどんなに弁解しようと一生治らない。それと、この映画でも言っているが、DVを受けた男の子の何割かは残念ながら、DVを奮う大人になる。また、DVを奮わない子供の大半がマザコンになる。同じ様に変態性癖(あの芸人の様な)も簡単には治らない。
女性はそう思って、男を選ぶべきだと思う。映画はそれを良く語っていると思う。
最後が結局サッカーなのが、余り納得いかなかったし、女性の不幸を描く事が、どこか中途半端に思えた。やはり、男目線な擬似フェミニズムでしかない。春をうる彼女が結局どうなったか?その社会は男だけを癒やす組織で、男が管理する社会でしかない。全体的に全く面白くない。
そもそも、これだけイケメンの彼氏なら、いじけずともすぐに社会に適合して、女ったらしになると思う。その頃、親父のDNAが頭角をおらわすのだと思う。残念だが、事実だ。邦題でも言っている。トリノが始まりの街なんだよこの子のね。そう考えた方が矛盾無いと僕は感じた。
2021年10月15日
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人は決断する時
最善だと思って人生の選択をする
でもそれが正解かその時には分からない
未来のことは誰も分からない
やっぱりこの選択間違ってた、、
なんて思うことは何度もある
でも視点を変えて
だから今自分はここにいる
正解だったと思うことはできるし
そうしないと悲劇の人生で終わる
人生は近くで見ると悲劇だが
遠くから見れば喜劇だ
まさにこれ
トラブル続いたり辛い思いをしても
助けてくれる人がいたり親切にしてもらったり
友達ができたり恋をしたり失恋したり
それだけでこの世に生まれた意味ってある
喜びも悲しみも生きてないと出来ないことが
生まれた瞬間からはじまっている
むしろ悲しみがないと喜びも感じることが
出来ないんじゃないって思うくらい
スーパーポジティブに考えてもいい
ちょっと気持ち悪いけど笑
休日が眩しいのは普段しんどい思いして
働いてるからなんだって
無職のメリハリのない休み期間中に
感じたことがあった
なんてことはどうでもいいとして笑
この親子がこの街に逃げてきた時から喜劇のスタート
泥沼に長靴ではまって抜け出せなくても
一歩抜け出せた時には
あ〜よかった、抜けた抜けた!
あんなに苦しかったのに
もがいていた数秒前の自分の残像を見て
バカだね〜と、一瞬で喜劇に変わる
人生ってしんどいけど素晴らしい
2020年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
人生が素晴らしいと感じるのは、暖かい人が側にいるからなんですよね。もし、自分が幸せになりたいならば、人に優しく親切にする事が実は一番の近道なのだということを思いました。子供にとって、カルラやバーの店主の様な他人の存在って絶対に必要だし、大人にとってもよその子の存在は絶対に必要ですね。思いがけない名作でした。
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DVのの夫から逃げて母の友人と暮らす主人公の少年の心の葛藤と彼の周りで見守る人たちとの交流を描いた作品。新しい街で娼婦との出会いや友達の居ない寂しさ、彼のことを気にかけてくれるピストロの店主などに助けられながら生きていく少年の姿が切ない。友達も出来ないことで母親につらく当たったりするがラストでは友達にサッカーに誘われて嬉しそうに出かける彼の姿が印象的。