劇場公開日 2018年11月1日

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「期待ほどでは…」ビブリア古書堂の事件手帖 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

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2.5期待ほどでは…

2018年11月10日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

原作未読ですが、テレビドラマ版を視聴し、設定や内容におもしろさを感じました。本作は、さらに栞子のイメージにぴったりの黒木華さんがキャスティングされ、劇場で見た予告に期待がふくらみ、原由子さんのやわらかで心地よい歌声に誘われて鑑賞してきました。

序盤からゆっくりと丁寧にストーリーを進めていく展開は、さながらページを繰り進める読書のようでした。こうしてつくりだされた雰囲気は、作品世界によくマッチしていたと思います。しかし、物語が大きく動き出すまでが長すぎて、退屈に感じてしまったのも正直なところです。ゆったりとしたテンポでも、映像として惹きつけるものがあればよかったのですが、本作では薄い内容を引きのばしたいだけのように感じられたのは残念です。

また、栞子が複雑に絡みあった事件を鮮やかに解決するようなストーリーを期待していたのですが、そうではなかったのも残念でした。確かに、栞子が本にまつわる知識を駆使して事件や謎を解明し、本に関わる人々の秘められた思いを明らかにしていくという流れではありましたが、期待してたのとはちょっと違うテイストでした。ミステリーとしてみても、登場人物が少なく、犯人は早い段階で予想でき、ひねりもありませんでした。

最も残念だったのは、登場人物の誰にも感情移入できず、なんの感動も味わえなかったことです。過去シーンをかなり丁寧に描いていたのに、それが現在シーンの人物に深く絡んで見えず、人物像が描ききれていなかったせいかもしれません。設定も構想もキャスティングも悪くないのに、脚本がそれを生かせなかったようで、とてももったいなく感じました。

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おじゃる
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