劇場公開日 2017年7月8日

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「映画は脚本が命。」ライフ(2017) レプリカントさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5映画は脚本が命。

2020年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

一流俳優と予算を揃えながら、この残念な内容。70年代に製作されたエイリアンがどれだけ偉大な作品だったかを本作を見て再認識させられた。
そもそも公開当時にエイリアン第一作を劇場で観賞された方は何と羨ましいことか。当時あんな想像を絶する映像を見せられてはたしてどんな感覚だったのだろうか。おどろおどろしくもどこか神秘的でさえあるギーガーのデザインによる奇抜なエイリアンの姿、そして生物とは言いがたい無機質なまでの不気味な存在感がより恐怖感を誘う内容になっていた。
転じて本作は生物のデザインに全く斬新さがなく、ストーリーも想像の範囲内で進む。確かにエイリアン第一作と比べるのは酷かもしれないが、それを抜きにしても一本の映画作品として及第点は取れていない。満足な脚本が準備できず見切り発車で製作された感が否めない。

レプリカント