劇場公開日 2017年6月3日

「映画でした。」海辺のリア yurinaoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画でした。

2017年9月9日
iPhoneアプリから投稿

これは映画である。
あの海辺の風景、潮の匂いを感じそうな風、そして、そこに立つ、認知症役のパジャマにコートを羽織った84歳の仲代達矢さんの姿。
このビジュアルこそが間違いなく映画なのだ。
個人的には小林政広監督の作品はどれもリアルの中に虚構が入り混じる、ある種のファンタジー的要素が救いであり、重くなり過ぎない印象がとても魅力的だと感じている。
そして、不思議とある日、ふと観たくなり、結果、何度も観返す作品が多い。
海辺のリア。
これもそんな作品です。

nao