アウトレイジ 最終章のレビュー・感想・評価
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アウトレイジ 最終章
★さすが!人気まずまず!我らのビートたけし君。しかし、一体何だ?ラストの死にざまは?もっと激しく、変態的な、ビートらしいジェスチャーにして欲しかったね!?最後の落ちは?・・・平凡すぎる。お願い!死なずに再開して「再最終章」にしてよ!!もう一回、もう一回・・・むめの
満足。みんな年取ったけど、年取ったヤクザがいっぱいで素敵。 今回、...
満足。みんな年取ったけど、年取ったヤクザがいっぱいで素敵。
今回、シゲタ刑事が良かったなー。ピエールはちょっとセルフパロディみたいになってた。
続けて欲しいなあ。
収束する物語
これまでの2作がたいへん好きだっただけに
期待が過度すぎて、空転した感じになった。
なぜか。
結末は予見される方向で
それについては文句もないし、
なるべくしてなった感じだったが、
今回の物語全体が、
そこに至る経緯ともあまり関係のない一悶着でしかなく、
緊迫感や組織の入り乱れるダイナミズムから遠く、
西田敏行とピエール瀧を眺めるだけの
104分となっていたからだ。
だいたいのシーンが花菱のおっさんたちの会合で終わる。
そのおっさんたちのおっさん面はやはり魅力的だし、
大森南朋などもいい感じなのだけど。
あと、本当に言いづらいが
役者のたけしはもうツラい。
大好きなんだけど、もう舌も回らず、
観ていて苦しいときがある。
衝撃的で「やっぱ俺らの殿だよ!」
と言わざるを得ない監督作をまた待ちたい。
覇気が足りない でも哀愁がある 病気だった役者もいたらしいし 覇気...
覇気が足りない
でも哀愁がある
病気だった役者もいたらしいし
覇気が必要な映画なだけに西田さんに元気が足りないのが残念
でもだからこそこっそり生きてるって設定は良かったかな
北野さんも年だよなぁ
北野さんの覇気も足りなかった
でもラストは好き
じじいや病人に覇気は出ないよ
でも哀愁なら…
哀愁ならできる
今作はがっかり
アウトレイジは大ファンですが今作はがっかりでした。ころしかたも期待してたんですが埋めただけ。。ピエール瀧、大杉漣はミスキャストな気が。。。あとマシンガンでぶっぱなすシーン、あれは無いわ。ラストも北野映画ならではと言うかお約束の感じと言うか。。。もっと最初のアウトレイジのようなハラハラと人間の悪い部分出して欲しかった。
なんだかなぁ
久しぶりにみたら西田敏行さん、塩見三省さんの様子がおかしい
ストーリーは楽しめたけどそのことがずっと引っ掛かって上映後に調べてみたらご病気だったんですね
それはしょうがないけど作中でも西野、中田が病気してた、みたいな一言があれば良かったんじゃないかな
本当に仕方ないことやけどビヨンドほどの迫力はなかった
老いを見つめてほしかった
ビヨンドでも違和感がすごかった西田敏行がキーパーソンとなる今作。
全く怖くないし関西弁も下手、と花菱で一人だけ浮いていたにもかかわらず、今作でメインとなったことで、怖くも小賢しくもないアウトレイジごっこが続く映画になってしまった。
なんなんだ、西田敏行。
塩見三省は病気を役に生かした設定にしてくれればよかったのにそれもなく。
この二人の老いを生かさないなら、いっそ引退させて若く演技のできる役者を花菱に置いたらよかったのに。
ビヨンドに西田敏行が出たことを恨めしく思う。
大友もすっかりおじいちゃんで、「昔かたぎ」がどこに向かっていたのかもピンと来ない。
張会長は花菱なんかいたくもかゆくもなさそうなのに、なぜそこまでやる?
出だしは花田への復讐なのに、西野の肩持つのも意味がわからない。
よかったのは岸部一徳。
怖いと思ったのは彼だけだった。
フィクションなのに現実に負けた稀有な作品
続編がでるたびにパワーダウンをしているような気がする。そもそも自分が何を求めてこのシリーズを観に行っているのかと考えるとエンタメとしての暴力シーンであったり、普通ではない人々(ヤクザ)のやり取りであったりとなるわけだが……。流石に三作続けると飽きる。なんだかんだで一番最初の作品が良かった。アウトレイジシリーズが進むにつれて現実でのヤクザの分裂や抗争の方が激化してしまったせいで心底楽しめなくなったのかもしれない。フィクションが現実に追い越されてしまうという稀な作品。ある作家が「フィクションは現実より奇でなくてはならない」と言っていたが、そういう意味ではアウトレイジシリーズは現実に負けてしまった作品になってしまうのかもしれない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く
TOHOシネマズ伊丹で映画「アウトレイジ最終章」を見た。
この映画は全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場1位になっている。
午前9時10分からの上映回。
8時55分に劇場入り口に到着したのだが、劇場玄関が未だ開いていない。
20人くらいの人が玄関が開くのを待っている。
チケットを買ったらすぐに入場時間になった。
もう少し早く開門するわけにはいかないものなのか。
ピエール瀧演じる花田が韓国、済州島でトラブルを起こしたことがきっかけで、問題が大きくなり、日本では大きな抗争に発展していく。
前作、前々作は見ていない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く。
見る映画すべてがおもしろいわけではない。
全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場2位の
「ナラタージュ」を見た方がよかったかもしれない。
上映時間は104分。
映倫区分はR15+。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
ラスト・ヤクザ
テメェ、バカヤロー!コノヤロー!ブチコロスゾ!…も聞き納め。
1作目は久々にバイオレンスの世界に復帰してのあの手この手のド派手な殺し方や悪人には見えないキャストたちのハマり過ぎの悪人演技が絶品で、2作目は騙し合い、腹の探り合い、派閥争いで話にさらに面白味が増し、本格やくざ映画として近年最高級であった。
で、待望の最終章。
結構賛否あるようだが、今回も面白かった! 前作が好きなら今回も満足だろう。
『アウトレイジ』シリーズは、どう見るかで好みが分かれると思う。凝ったユニークな殺しだけが好きなら1作目、やくざ抗争や大友のドラマなど話そのものが好きなら2作目や本作。
今作は大友の終着としてもしっかり描かれてるし、そこに北野流美学も感じられた。
まず、本シリーズの話題である豪華キャストやバイオレンス描写などについて。
顔触れは1作目2作目の頃とかなり変わった。何とか生き残った古参に加え、新参の面々。
北野組は3度目だが、“大友組”は初参戦の大森南朋はアニキをサポート。
久々の北野組となる大杉漣、岸部一徳は嬉しいし(寺島進にも出て欲しかった!)、初参戦のピエール瀧ら面子がもうサイコー!(≧▽≦)
確かにバイオレンス描写はシリーズが進むにつれ抑え気味に。ユニークな殺し方は「ここにいるよー!」と“花火”くらいか。
が、痛々しさや静寂を突然破るインパクトは健在。
それと同じくらい本シリーズの目玉である漫才の如き言葉の殴り合いも所々はドスを効いててもこちらも抑え気味。前作の某4人の応酬みたいなのが無かったのが何とも残念! 本シリーズを楽しみにしてる理由にそれもあるのに。
また、三浦友和、加瀬亮、中野英雄らの不在もストーリー上致し方無いとは言え、やはり残念。
特に、小賢しいクセ者・小日向文世の不在は大きな痛手。今回、彼に変わるようなキャラが居なかった。
核爆発級の凄味と怒号で魅せてくれた西田敏行と塩見三省だが、ちょっとパワーダウン感が。
数年前に大病を患った塩見氏。激ヤセした姿は痛々しいが、それでも続投してくれた役者魂に感服。
それにしても、声を出すのもやっとの塩見氏より、ビートたけしの方が滑舌が悪いって、どゆこと??
前作製作中に本作の構想もあったのも頷けるほど、作風も展開もほぼ同一トーン。
巨大組織同士の抗争、裏切り、裏と裏で誰が繋がってるか。
誰が生き残り、誰が殺られるか。
最後まで飽きさせず楽しめたが、やはり本シリーズは大友の生きざま。全作改めて通して見ると、そう感じる。
1作目では上にいいように利用され、2作目では再び抗争に巻き込まれ…。
大友はアブナイやくざだ。でも根は子分思いで、昔気質の人情味ある“アニキ”。
争いに巻き込まれるのも勘弁。いつも啖呵切ってるイメージだが、「もういいよ」と身を引こうとしたのも何度あった事か。
死んでいった子分を偲び、大量の血を流した十字架を背負ったまま、本当はこのまま静かに風化したい…。
…が、それでも、どうしても、やらねばならない事がある。
自分によくしてくれたフィクサーへの恩義。
因縁ある花菱会、山王会との決着。
やくざとして生きた自分の人生のけじめ。
緊迫感は充分だが、意外と淡々と静かでもある。『アウトレイジ』シリーズとしては物足りないかもしれないが、北野作品としてならば意外でも何でもない。
多くを語らず、詩的な映像で魅せる。
あの終わり方も良かったと思う。
『HANA-BI』以降バラエティーに富んだジャンルを手掛け、再びこの世界に返って来た。
争いの果ての大友の末路は多分誰でも予想は出来るだろう。
思い残す事無くけじめを付け、やっと安息の時を手に入れたのだ。
北野流滅びの美学に、自らの運命を受け入れた漢の生きざまを見た。
必然的に考え抜かれた傑作
最終章に合わせて前2作を鑑賞。3本目にして最終章としてふさわしい必然的な展開で感激する。北野武の漫才師から始まるキャリアから得られた作家性なのかと想像する。説明しつつ物語を展開しつつ、笑いあり、オチをつけるというものが気持ちよかった。
豪華な俳優陣で一見からして面白いのに加えて、物語、場面場面が面白いので非の打ち所がない。
こいつどう殺されるんだろって観てたら、首から下を山道に埋めたり、猿轡爆弾って言うアイデアが気持ち良かった。
バカヤローコノヤロー、そして銃撃。出したらすぐ撃つ銃撃がなんとも気持ち良い。
モラルのない奴が必ず痛い目に合う、これが徹底されているから気持ち良い。
たけしさんのメディアでの宣伝の手数が多すぎる。R指定の作品を。宇多丸さんの評論は良かった。気づかなかった視点を教えていただける。4人のリーダー論。
スッキリ殺しきった感
人が結構殺されていると言うのに、悲壮感が殆どなく寧ろ笑いごとになっていると言う。
過去二作はそれなりに「格好いい」「意外とイイヤツ」が殺されるシーンは悲壮感があったが、今回は韓国のフィクサーとゴローちゃん以外は漏れなくクズという鉄壁の布陣。
思わずニヤニヤしながら見てしまった。
端からみると、殺人シーンでクスクス笑うとはサイコパスかと思われてしまうかも知れないが、面白いから仕方ない。
唯一、ラストシーン間際の某2名の殺しだけは本当の意味での前作の後始末だったなぁと哀れみを感じた。
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