劇場公開日 2017年11月25日

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「青春&音楽、いいなあ」覆面系ノイズ CBさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5青春&音楽、いいなあ

2017年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

MTV(PVと言うのか)と映画の真ん中みたいなものだけれど、しっかり歌って曲を演じきる構成は気持ちよかった。ストーリーよりも、主人公と曲がど真ん中なんだな。
ストーリーも紆余曲折はさほどなく、深い話ではないけれども、適度な迷いや苦しみはあって、ちょうど「ビリギャル」同様に、想定内の範囲で揺れ動く感じ。原作を読んでみたくなった。
とにかく中条あやみを見て、その歌を聞いて、という映画なのだと思う。
主人公・仁乃は、原作ではモモ一途で天然なくらい男心には気づかないのだろう。キスされてはじめてユズを男子として見るようになる、というキャラは、中条さんでは難しいと感じたが、観ているうちに慣れた。
ユズは、もっと普通のさほどもてない男子な設定なんだろうな。
モモは、なんだろう。まるで3月のライオンという姿になってたけれど、まあはまってたのかな。

中条さんは、このままうまくなっていったら、30代ではいまの柴崎コウみたいな位置にいられるかも。がんばってほしい。

出演者の年齢はみな高く、中条さん以外は高校生は無理無理という感じだったが(おっと最年長の真野さんははまっていたな)、いさぎよくわりきって高校のシーン、とくに教室のシーンを限りなく減らしたことでかろうじて成り立っていたのでは。学校で主人公が絶唱するシーンはよかった。ここでもフルコーラス!

しつこいけどモモの征服はすごかったなあ。俺はしばらく征服を着ていることに気づかなかったよ。こんなに似合わない人も珍しい。

とにかく中条あやみが歌うシーンをたっぷり見れて楽しかった、という映画でした。

CB