「描かれる男達の姿が渋い」トマホーク ガンマンvs食人族 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5描かれる男達の姿が渋い

2021年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

プライム・ビデオ鑑賞
クレイグ・ザラーの初監督作品。リバイバルを劇場に観に行こうとしてたら終わってまして、この度プライムで観ることができました。
邦題からしてB級ど真ん中なヤツかと思っていたら、想像以上にきっちり作られた作品。
何というか、男達の命をかけたロードムービーでした。
キャストですがカート・ラッセルやマシュー・フォックスにパトリック・ウィルソンにリチャード・ジェンキンス、並べると実に盤石な感じですね。
作品自体はタイトルそのまんまな内容ですが、2/3位はずっと旅してたんじゃないでしょうか?本当長かったです。
しかしその旅の中で描かれる男達の姿が渋い。実に男臭いです。
BGMはほぼ自然音ですし、夜になると本当暗いし、荒野で景色もほぼ変わらないのですが、男達の会話ややり取りに何だか見入ってました。
そしてやっとの原住民との戦ですが、何かもう人というよりプレデターとかの人外と戦っているかのようでした。後控えめではあるものの、それなりにグロいです。
終わってみると「あぁそうなのか…」って感じでしたが、そこに至るまでの時間がとても濃く描かれているんですね。
何だかんだと楽しめた作品でしたよ。

白波