劇場公開日 2017年11月18日

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KUBO クボ 二本の弦の秘密のレビュー・感想・評価

全123件中、1~20件目を表示

4.0アニメーションの素晴らしさが詰まっている

2017年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ストップモーションのアニメーションとしてここまで気持ちの良い動きを堪能できるとは思わなかった。とにかくアニメーションの動きが素晴らしい。人形たちの表情も豊かだ。というか人形にはもはや見えない。まさに無機物に命が吹き込まれている。

やはりアニメーションの醍醐味は「動き」なのだと再認識させてくれる。ほとんど動きの滑らかさだけで感動させる粋にある素晴らしい出来栄えだ。

内容は見事に日本のおとぎ話をモチーフにした和風ファンタジーに仕上がっている。アメリカ産なのに、和のテイストに不自然さがない。少年が主人公の血湧き肉躍る冒険モノの要素を持ちながら、血のちながりのおどろおどろしい関係性にも言及され、その点でも和風を貫いている。いわゆる勧善懲悪にも陥っていない。

素晴らしい作品なので、ストップモーションに馴染みのない人にも是非観てほしい。

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杉本穂高

3.5日本のことをちゃんと理解された映画

2024年3月26日
Androidアプリから投稿

アニメーション、ストーリー、設定等
日本人が作ったかのように
クオリティが高い。
着物や街づくり、風景、お盆の風習
日本人にお馴染みあるクワガタや
サル、三味線、折り紙、
お守りの役割、意味等
日本のことを理解している作り。

ストーリーも漫画のような
冒険譚でわかりやすい。
心象心理のところは非常に日本人に
ささる言葉で説得力がありよくできている。

目玉の敵が唐突すぎて
イカとかタコの方がわかりやすい。

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to

5.0日本マニア

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

技術の凄さはいうに及ばず。
まず何より単純に面白い。
そこが一番大事ってこと分かってる!

まあなんちゃってJAPANだろうなと思いながら
見に行ったら、とんでもない。
ハンパない日本マニアが作ってますね。

そりゃまあ粗探しする気になればあることはあるものの、
これほどのクオリティ高いのもの上げてくるなら
正直文句はない。
むしろ着物の肩上げや灯篭流し、
さらにはかぐや姫などの天人のちょい中国風な
テイストまでおさえてるということに
衝撃を覚えた。

もっと宣伝してもいいのに。
周りにも勧めまくっています。

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こまめぞう

3.0「プレミアム・エディション」プレヴュー。

2023年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2016年 「川栄李奈」(ボイス・キャスト)演員、AKB01作品。

日本公開から5年半経ってのやっとの鑑賞!観る迄てっきり主人公の「クボ」の声を川栄がやって居るものだと思い込んでいた・・・!?

2枚組の「プレミアム・エディション」を買って観たが日本版の特典映像は「予告編」以外は無し!アテレコ風景等を期待したのだが・・・!?

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チェンターテイナー元締

4.0Laika, LLC. 2005年 ナイキ創業者であるフィル・ナイ...

2023年2月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

Laika, LLC.
2005年
ナイキ創業者であるフィル・ナイトにより設立
同年『ティム・バートンのコープスブライド』の制作に携わって名を上げた
アメリカを代表するアニメーションスタジオ

フィルナイトの息子であるトラビスナイト監督が
日本文化・日本芸術の繊細さ美しさを
ストップモーションアニメで現した

胸に刻んだ大切な思い出は
決して誰にも奪うことはできず
生きていくための強い力となる

日本の死生観にも触れ
伝承文化を大切に現している
素晴らしい作品でし

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lily

4.5誰にも奪えぬものこそが一番の力

2021年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
以前の投稿の削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」として

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============

人形アニメと言うと随分昔の「くるみ割り人形」を思い出してしまう世代なので、
タドタドしいけど、その感じが愛おしいみたいな世界を想像して観に行ったら
いや〜失礼しました!!

CGアニメと見紛う滑らかな動きとダイナミックな背景、画面構成、
見ごたえ十分!!
エンドロールでは制作の現場の様子も観せてくれてるので
慌てて席を立たずにしっかり観てね!

闇の世界の表現がNHKの人形劇の辻村ジュサブローさんテイストで
おどろおどろしくも心惹かれる感じがああ、堪らない〜

もちろん内容も、子供向けだからって単純なものではなく結構なずっしり感。

特に始めの方の心を病んでるっぽい母と
クボが食事をするシーンは胸が張り裂けそうです。
でも、それを補って余り有る元気な時の母とクボとの愛情深い日々。

それこそがこの物語の肝!!

ラスボスを跳ね返す力が、誰にでもあって絶対に誰にも奪えぬもの。
これがどんな武器よりも強いんだな〜
ふと、自分の人生を思い起こして、ジワっと涙〜〜。

あと、他の方も色々書いているように日本表現のここが違うとか、
ここがおかしいとか挙げ足取りをする人がいるみたいだけど
それを言うなら
「魔女宅」のいかにもヨーロッパ的なパン屋さんの奥さんが
なんで「おそのさん」なんだよ!!
モデルとなったらしき国や街の人は何にも文句言ってないでしょ!

実話の完全再現と言うならともかく、
ファンタジーにそんな枝葉のことで突っ込むなんて、
それこそ、日本人的には「お前ら野暮天」!!

逆にそこを楽しむくらいの気持ちで物語に身を委ねてください。

有名な浮世絵からインスパイアーされた場面も多数あるので
あんまり浮世絵なんか観たこと無い人は、
ザッと有名どころの浮世絵を検索してから観るともっと楽しめますよ。
妖怪の浮世絵とかも忘れずにね(笑)

それと、
シャーリーズ・セロンのアフレコが聴きたくて字幕版を観たけど
クワガタがいかにもピエール瀧さんにぴったりなキャラで
字幕版なのに瀧さんの声が聞こえてきそうだった!
吹き替え版も観たくなりました。

★もう一度観るなら?時間があれば映画館で観たい!

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星のナターシャnova

2.0キラーコンテンツが無い

2021年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

鮮やかな映像美とか、謎に包まれた過去とか、見どころはあるんですが、散らかってて何を見て楽しんでいいのか分かりませんでした。
キラーコンテンツが無いですね。

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ジンクス

2.0コマ撮りご苦労様、とは思う。

2021年2月9日
iPhoneアプリから投稿

非支持。
何処までも暗く逃げ場が無かった白土三平のサスケやカムイから死、血、性、毒を抜いた、情念、失望、根性無き平板な一本。
天こ盛りで微妙にずれる日本的意匠が少し嬉しいだけの凡作。
コマ撮りご苦労様。

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きねまっきい

5.0間違った日本でも、初めて良いと思えた。

2021年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

CGで何でもデキルこのご時世に、あえてストップモーションアニメか。
思えどこの精密さはコンピュータがあってこそと分かる。
ほどに、かつてのコマ撮り人形アニメを想像してはいけない作品だった。
途中、フルCGと見分けがつかなくなるモノ凄さ。
映り込む全てのデザインも丁寧かつ魅力的でスキがない。

そうして描かれる世界は「日本」らしい
が、いや、そりゃおかしい、
と、西洋人ならではのありがちな混同、誤解も多々。
(中国、韓国がごちゃまぜとか。平安か江戸か不明、とか。仕草、リアクション、生活様式が、それはしないとか。でも、かなり勉強されたんだろうなぁという印象はある)
しかしこの完成度の前では、そんなことなど気にならないのだ。
変だ、しかしこれはそんな世界なのだ。
出来上がっている、とはまさにこういうことを言うのだろう。
納得させられてしまうのである。

物語はティーン向けにも感じるドキドキとわくわくと少しの怖さが、
スリルで貫かれている冒険ものだ。
躍動感と展開のダイナミックさに自由奔放、という言葉を思い浮かべる。
贅沢な時間が過ごせる1本。

個人的に、月から来たおば様たちがカッコよすぎて痺れましたよ。

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N.river

3.0上質なる気だるいアニメ

2021年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

実験的なアニメは上質ではあるもののえてして見る側の充足感を無視ているケースがたまに見受けられる。表現としては素晴らしいアニメではあるものの東洋を相変わらず中国と日本のいい所どりのように描くのはこの情報化社会にあって少し陳腐である。物語も善悪の単純な二律背反の中、少年の成長譚とこれまたありがち安易な設定が鼻に付く。これを劇場で見ていたらもっと評価を落としていたかもしれない。

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mark108hello

5.0伝聞、伝承のちからを信じる物語

2020年12月29日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

幸せ

少年クボが、母から聞いた亡父の英雄譚を辿って冒険するお話。
新たな仲間と父の残したアイテムを手に入れ、襲いかかる父の仇"月の帝"と対峙する。そしてついに、両親が紡ぎきれなかった未完の物語を完結させる。

先代の物語を弦に託し、
新たな物語を音と折紙で紡ぐ。
語り部の供とする楽器が「三味線」というのがたまらない。

隻眼の少年クボが挑むのは、月の帝その人ではなく、人間の脆さ、儚さだ。
すぐに傷付き、老いさらばえて死ぬ。色香に惑い心がわりし、嘘に翻弄され、大切なことを忘れる。その虚しさを薙ぎ払うべく、少年は武器を手にする。

クボの武器は、鎧兜や刀そのものではない。物語だ。
弱い人間に勇気をみなぎらせ、慰めと癒しをもたらし、さらには、命を吹き込んで死者をも甦らせる力。
ただのいろ紙を鳥や虫、剣士や悪魔に変身させるエネルギーにも似た偉力。まさしくアニメーション。

だから人は仲間を求める。
思い出話を共有し、お互いを言葉で語り合える同胞を。

人は死ぬ運命にあり、物語は"おしまい"を迎える必然にある。だからこそ人の心を打ち、語り継がれ、永く生き続ける可能性を秘めている。

観客に「今日はお終いまで語っとくれよ」と言われて切なく微笑むクボが、この映画で最後に言うセリフ。
それは、映画を求める脆い観客への祝いであり、この映画を忘れられなくする呪いでもある。
この前すごい映画に出会ってさ、という口伝えによって、本作は永遠の命を得る。

短くも力強い物語。
嗚呼矢張り、
そう成ればこそ、
目叩きすら、してはならぬ。

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雨丘もびり

2.5絵の美しさだけ

2020年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

正直ストーリーにあんまり魅力を感じなかった。
割と普通な冒険ものというか、特に特筆する部分のない王道ストーリー。
日本をモチーフにしていることと、ストップモーションで制作してることが特色か。
そう、ストップモーションなんだけど、
ちょっとハイクオリティすぎて逆にこれCGでもよくない?と。
昔のピングーやらチェブラーシカやらを想像して見始めると脳が混乱するはず。

ずっと気になってたんだけど、
クボって日本じゃ普通はファミリーネームだよ?って
誰か教えてあげなかったんだろうか。
タケフサ・クボもまだまだってことなのかな。

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mar

5.0物語の力、想いの力

2020年11月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これは大人のためのアニメーション。でも子供が見ても十分楽しめる良質な作品てもある。展開のテンポも良く緩急も素晴らしい。
どんな人にも自分の物語があり、それを支えてくれる人がいる。
その物語はいつからでもやり直す事が出来る。
物語が、強い想いが何度でも人に力を与えてくれる。
家族で見て、色々お話して欲しい一本。

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mtmt

3.0オリエンタルビューティー

2020年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

日テレ映画天国の放送を録画で。
一応、日本が舞台なんだけど、英語で語られる。三味線、折り紙、侍など、出てくるアイテムの取り合わせは、日本人には逆に思いつかないかも。面白いなーと思いながら見た。
アニメって、見るのはあっという間だけど、作るの大変だー。ワンカットを積み重ねて、あれだけ動きや表情を付けるの、気が遠くなる。あと、さりげなく浮世絵を入れてて、なんか日本愛を感じた。
シャーリーズ・セロンの声が穏やかであたたかくて、とても良かった。エンディングの曲も素敵。

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ぷにゃぷにゃ

4.0少し涙

2020年8月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

興奮

根底には日本ぽさと、台詞はアメリカっぽさがあって、不思議な作品でした。そして、折り紙が素敵なアイテムに。最後の祖父の扱いは大人すぎて、消化不良。

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ケイト

5.0目に見えるもの見えないもの両方含めた、東洋の美がぎゅっと詰まってる...

2020年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

目に見えるもの見えないもの両方含めた、東洋の美がぎゅっと詰まってる感じがした。逆輸入的に、欧米の人たちに東洋の文化がどんなふうに見えているかということが少し分かる作品。エンディングでちらっと流れる制作風景を見ると、こういうアニメーションがどんなに手間がかかるものかを察する。それだけに一瞬も見逃さないような気持ちでガン見した!笑

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原っぱ

5.0武士ファンタジー

2020年8月11日
iPhoneアプリから投稿

んー?と言う点もあるけど、映像美は素晴らしいの一言。

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しげ

4.5外国人に教えてもらったお盆

2020年7月11日
PCから投稿

この映画には、サムライが出てきます。三味線とじょんがら節が出てきます。そりゃ姓だろ、とツッコミたいところですが、久保というヒーローが出てきます。時代不明瞭ですが、十二単(じゅうにひとえ(らしきもの))の母が出てきます。色紙と折り紙が出てきます。佐渡おけさ、が出てきます。灯籠流し、が出てきます。神代杉と、その境内の祭りが出てきます。サシミが出てきます。

最終的に、この物語は、日本の盂蘭盆会──死者が蘇り生者を見守る──の伝統を、敵を倒すエネルギーとします。

しばしば、アメリカの映画には、類型的な日本・日本人が出てきます。筒井康隆の色眼鏡の狂詩曲では、アメリカから見た日本には、サムライ、ゲイシャ、全学連、しか居なくて、それらが、阿鼻叫喚しながら、ハラキリやら、すもうをとっていますが、時代が進んで、それほど酷くないとはいえ、大衆的な日本人観は固定的なものです。

そんな紋切り型の、日本人観が、この映画ではかなり成長しています。いや、成長どころか「ほんとにコレ外国人がつくったの」と、あっけにとられるような「日本」に瞠目します。時代考証のズレや曲解もあるのかもしれませんが、日本の風習を知ろうとしている努力が、見えます。その努力には、畏敬と感動を覚えます。

いちばん、すごいのは、お盆の構造を理解し、映像化していることです。正直なところ、毎夏なんとなくやっている、私たちの風習、盂蘭盆会の要旨ついて、この映画に教えられるところがありました。

親子の物語です。また、自分自身のアイデンティティを抑圧する敵との戦いです。
ひるがえってみると、アメリカ人が再現した日本を、揶揄しながら、そのくせ、自分は日本人として、確たるアイデンティティがあるワケでもない、ということが、この映画を見ると、よく解ります。
日本人だったら、複雑な心境にならざるを得ない、外国映画です。

しかしこれがストップモーションて……。アルゴ探検隊の大冒険が石器時代のようです。

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津次郎

3.5よくできてる

2020年5月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

幸せ

日本ではとうてい作れないレベルの映画。
ストーリーはご都合主義で、よくわからないところも多く、???となったが、子ども向けならそんなこと気にしないでいい。
なんで主人公以外のメインキャラが猿と虫なんだろう……。
なんにしても贅沢に作られたアニメでした。

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いくみ

4.0アニメーションすごい

2019年12月1日
iPhoneアプリから投稿

もはやストップモーションが凄すぎて、CGとの差異について考えちゃう。
webのメイキング最高。

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Peinyo