KUBO クボ 二本の弦の秘密のレビュー・感想・評価
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和文化リスベクトのオリジナル世界
レビューが良く、悪いレビューの内容は逆の意味で参考になったので見てみました
和文化へのリスペクトを基礎に完全にオリジナルなファンタジー世界を構築してます
日本を基礎にしたファンタジー世界なので日本人から見ると逆にエキゾチックに感じるのが尚いい
むしろ、日本人には発想できない和の尊さを再発見出来ます
三味線にのせた語り口語、折り紙の目にも艷な舞い
冒頭の北斎リスペクトな大波のシーンは圧巻でした
ストーリーは単純明快、子供向けと評する向きもありますが、スターウォーズなどと同様の王道を独自の表現手法で構成できています
目的達成に対してあまりにテンポが良すぎるのは拍子抜けかもしれませんが、力点が素晴らしい折り紙などの描写に置かれていたので全く気になりませんでした
愛ですね
愛を感じました
ストーリーとアニメーション
まず村でのKUBOの芸が圧巻でした。
3つのものを探しに旅に出て、父母を知り敵に勝つという話かと予想してましたが、そんなゲームみたいな話ではなかった。
死すべきもの、不死のもの、許し、和解、物語、子どもを守り育てる、成長など色んなものが詰まっていました。感動しました。
最後のメーキング映像もすごい。
見応えありました。
日本人が嫉妬するべきセンス・オブ・ワンダー
他のレビューに対してのレビューをするようで、趣旨に反しているとは思うが、
という前置きをしつつ
低評価される要素として、中国的なデザインがどうのこうのという意見が散見される。
でも、ほとんどの日本人がイギリス、フランス、スペイン、他ヨーロッパ諸国の歴史考証が出来ようか?
むしろ三味線の三本の糸(三味線の於いては弦とは言わず糸というのが正しい。邦題をつける時点で日本人にも日本の知識がない)を父母子に見立てるクライマックスはこれまで何百年も三味線の音を聞いてきた日本人からは出てこなかったアイデア。
さらに剣を捨て、愛を説いて宿敵に対峙する。こんなに日本的な決着をアニメーションで外国人にやられてしまっては、もう才能に嫉妬するしかない。
そもそも、ここは日本ですとは言ってない。
なぜ、すぐわかりそうな基本的な日本さえ勉強しないの
素晴らしい映像ですが、クボって日本人にとっては苗字なのは常識だけど、名前つけてたり、ちょいちょい中国テイストがあったり、日本人らしさはなく、異国情緒をとりいれたアメリカンストーリー。ストップモーションアニメで素晴らしい情熱と努力を捧げるのに、調べればすぐわかりそうなことさえ、日本文化への理解はない。ゴジラやドラゴンボールなどもそうだが、どうしてアメリカは映画となると、魂の部分をまったく理解しないで製作しようとするのか、日本人が見てまったく感情移入できない
最新鋭のストップモーションアニメ
『コララインとボタンの魔女』を手掛けたLAIKA制作ということで
ストップモーションアニメのクオリティはさすが。
しかし、幼児向けに作ったであろう脚本にはついていけず。
終盤の強引な展開では寝てしまい、起きたらよだれまみれに・・・。
期待していただけに残念。
40点。
なんで三味線で二本弦なのか
なんでサブタイトルが二本弦なのか、三味線なら三本弦ではないのか、不思議でした。二本は、両親、最後の一本は自分自身だったんですね。剣も鎧も兜も捨て去り、思い出は強い、誰にも奪えないと弾き語り始めたクボの成長と強さが涙でした。旅の仲間も、別れが近いことが分かっている母の依り代の猿と、記憶が無くて頼りにならない父のクワガタ侍と、バラエティに富み過ぎてクボが可哀想なくらい。最後の精霊流しで行灯が鷺になっていくのが美しかったです。
幼児向け
幼児向け。セリフまわしが死ぬほど退屈。
知育映画とおもって観るのがいい。クソ面白くもないティモンとプンバァみたいなやりとりが延々と続く。登場人物が全員ふざけてるのでアクションはダルめ。
ストップモーションがウリらしいが、よく出来てるので逆にストップモーションでやる意味を感じない。例えるなら「超絶技巧で実写とみまがうようなアニメ」があったとして、「それ実写でよくね?」となるように、本作も「別に3DCGでよくね?」という気分になる。
ねむい。
人形劇?アニメ?じゃん 、アメリカ産じゃんっていう偏見が
もしかしたらあったとしても、それを軽々超えてくる作品でした。『ソング・オブ・ザ・シー』を好きな人は絶対すきになるはず。
そうじゃなくても観てほしい。
話の展開がとてもうまい(これを脚本がうまいというのかな?)。全く飽きさせない、たるまない、目が離せない。
かといって、見落としちゃいけない背景の伏線みたいな細かい小細工なんてしていなくて良い。
たしかにこれは傑作。
大好き‼️
こう言うの。
人形劇だし〰️、嫌いな人もいると思うけど、ファンタジーよ。
日本を描くとき、必ず中国か?と言うの出てくるけど、むしろ細かい所で日本を感じさせる秀作。
二本の弦の秘密、見て欲しいな〰️。
不満もあるが、圧巻のストップモーションアニメ
いつの時代かよくわからないサムライ・ニッポン。
乳飲み児の頃に、母とともに、祖父のもとから命からがら逃げ出して育った少年クボ。
三味線を音色で折り紙を自在に操る能力を持ち、大道芸で糊口をしのいでいる。
そんなある日、ふたりの刺客に見つかり、母はクボを助けるために命を落としてしまう。
クボは自らの出自と親の敵を討つために旅に出る・・・
といったところから始まる物語で、なんといっても見どころは圧巻のストップモーションアニメ。
特に素晴らしいのが前半、往来での大道芸のシーン。
たくさんの観客が見守る中で、武者やもののけの姿をした折り紙が、三味線の音色とともに縦横無尽に活躍する。
見応え充分、期待度最大。
だが、物語が進むとヴォルテージは落ち着いてしまう。
クボを従い、彼を守るふたり(といっても、サルとクワガタ武者なのだが)とのやり取りが、米国的なボケ・ツッコミのテンポなので、少々こちらのリズムを壊されてしまう感じ。
また、旅の目的のひとつに三種類の武具を揃えることがあるのだが、この趣向はあまりストーリーに(特にクライマックスに)活かされていないかも。
圧巻のストップモーションアニメであるが、背景にCG処理が施されているので、全体的に画面内の密度が高く、肩が凝ってしまう。
といくつか不満もあるのだが、昂奮しながら愉しめました。
日本へのラブレターと言っても過言ではない
ストーリーそのものは単純明快で子供向けかと思います。
が、全てにおいて半端じゃない技術と情熱がビシバシと伝わってくる、凄まじい作品だと感じました。
ライカの社長さんがメガホンを取っているそうですが、相当なマニアですね…
日本で生まれ育ちった方なら絶対に見て損は無いと思います。
素晴らしい作品です。きっと、熱い思いに胸打たれることでしょう。
星が半分減ったのは、ちらほらお話の進行上の設定に気になる点が出てしまったことです。
それも視聴中は画面に夢中で、後からじわじわと、という感じですが… また、観に行って自分なりの解釈を見つけて楽しみたいと思います。
随分前にメイキング映像を目にしてから観たかった映画だったけれど、こ...
随分前にメイキング映像を目にしてから観たかった映画だったけれど、この驚異的な技術力やアート力をほかのストーリーに活かせなかったのか、と思ったりする。
素直にありがとう、クボには意図が?
日本の美しい部分を、こんなに綺麗に表現してくれたことに素直に嬉しく思いました。
お祭りや、紅葉、灯籠流し、、、そして折り紙。。。
そこまでご存知の製作陣が、なぜ「クボ」?名字やん!と日本人なら必ず抱く疑問を理解していないはずがない。
動く美術品
冒頭から物凄い迫力の映像美に打ちのめされた。映画というよりも、動く美術品である。一体これをどうやって人形で撮影したのだろうか。それとも背景はCGで描いているのだろうか。それにしては背景と人形が一体化していて、CGを使っているようにも思えない。エンドロールにほんの少しだけメイキングが現れたが、円盤を買えばもっとたくさんのメイキングが見られるのだろうか。いずれにせよ、気の遠くなるような手間をかけて作られているに違いない。
中世、おそらく鎌倉時代頃の日本をモデルにしている世界観は、日本人が見ても全く違和感がない。実写であれば違和感があったのかもしれないが、人形アニメーションということでデフォルメされていることも、違和感を感じずに見ることができた理由の1つであろう。これほどの映像美で表現された日本を見ることができるのだから、日本人であれば絶対に見ておいた方がよい。そして、これを外国人に作られてしまったことに対して、素直に悔しがるべきであろう。
物語は親子愛をテーマとする王道的なものであり、子供に見せる物語としては最上級のものであろう。大人が見るものとしてはやや退屈かもしれないが、日本人が持っていた死生観や家族観を思い起こさせてくれるものであり、大人の鑑賞にも耐え得るものである。
今回は日本語吹替版で鑑賞したが、全く違和感なく鑑賞でき、ベテラン声優と実写俳優をうまく起用できているのではないかと思った。オリジナルの字幕版でも見てみたい。
絵の力だけでなくストーリーの確かさも相まってストップモーションアニメの意義を強く感じさせる。必見と言うよりない。また"Two Strings"の意味も深い。
邦題にむりやり付け加えた「秘密」の落とし前をどうつけるのかはともかくとして、三味線なのになぜ「二本の弦」なのかは観ればわかるのだけど、個人的にはあれはまさにDNAの二重らせんを思わせる。だから母と父、そして子の三本の弦が張られる時の感動は忘れられないものになりそうだ。
字幕版で鑑賞したが、それが良かったのだろう。舞台は日本の中世をイメージしたものだがやはり自然の描写や人物の表情など東洋のそれではなく、言うなれば日系二世や三世が出ている映画作品のような印象を受けていた。であったので【ジョージ・タケイ】がクレジットで出た時は見事な配役だと思ったし、そこにはこの偉大な日系俳優へのリスペクトを感じさせてくれた。吹き替え版も観る予定だが、まず制作側の意図している雰囲気で観られたことが良かったと思える。
プレスコで制作されていることもあり、サルはシャーリーズの力強さと意外なまでの母性を落とし込み、クワガタにはマシューの収録時の身振り手振りが反映されているという。3Dプリンターを使ってあの繊細で豊かな表情を作る手法などは驚嘆すべきものだ。
物語としては早い段階で「いつものやつ」だと言うことははっきり示されるのでそこは何も問わない。これほど優れたアニメーションにひねりを加えたところで子供には意味がないし、展開としてなぜそうなるのかと言われたら「その方が絵的にも面白いものができるから」と言うことなのだろう。不思議な話ほど面白く、また心に残ると思う。
ラストで武器に頼らないというのがまた素晴らしい。ただしこれは男の子には物足りないかもしれないが。
EDで流れるレジーナ・スペクター版「While My Guitar Gently Weeps」のアレンジも素晴らしく、子守唄のようでもあった。この選曲は偉い。
一週間に3秒ほどしか撮れないストップモーションアニメ。LAIKAの次回作は何年後になるのか‥
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